2002 Fiscal Year Annual Research Report
環境とSTSとを軸としキャリア教育の要素を加えた総合的な学習
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12680169
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Research Institution | CHIBA UNIVERSITY |
Principal Investigator |
鶴岡 義彦 千葉大学, 教育学部, 教授 (80172063)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小川 カホル 千葉県立中央博物館, 環境教育研究科, 科長 (20300915)
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Keywords | 環境教育 / STS教育 / キャリア教育 / 進路指導 / 総合的な学習 / 総合学習 / 理科教育 / 科学技術 |
Research Abstract |
1.科学・技術系キャリア選択の要因についての伝記等による調査 (1)生年や職業分野にかかわらず,「能力・学力」が最大の要因である。 (2)しかし戦前の教育を受けた世代では,家庭や近隣の「環境」と「親の職業」も大きな要因だが,戦後教育を受けた世代では,学校教育の影響の方がはるかに大きい。又同じことが,実業家と学者との違いについても言うことができる。 2.理学・工学・農学系大学教員対象のキャリア選択要因の調査 (1)要因の上位3つは,「性格・適性」,「能力・学力」,そして「学校教師」であった。 (2)学校段階別に見ると,小学校時代は家庭環境や遊びに影響される。教師や理科授業等は中・高校段階で高く,大学・大学院では,教師がトップの要因となる。本やTV番組は中学校に顕著である。 3.科学関連情報の受け止め方に関する調査 科学・技術関連の新聞記事等を読んだとき,既知の内容でなければ,それがデマ情報であっても,身近さ,現実味,具体性を帯びていれば信じやすいことが分かった。これはSTS教育の必要性を支持する。 4.STS的な総合性を持つ高校新設科目「理科基礎」教科書の見本本4種を,科学史素材の位置づけを分析した。 5.学校における環境教育の停滞理由を検討し,環境教育推進の指針を提示した。 6.総合的な学習の時間ためのプログラムを4種開発した。 「出生前診断」,「地域の食」,「日常生活と地球温暖化」および「石けん・合成洗剤」である。
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Research Products
(5 results)
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[Publications] 鶴岡義彦: "総合的な学習の時代の環境教育"理科の教育. (51)6. 4-8 (2002)
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[Publications] 小川かほる: "いっしょに学ぶ-幕張ベイタウンにエコパークをつくる会の活動-"理科の教育. (51)6. 13-16 (2002)
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[Publications] 鶴岡義彦: "アメリカの環境教育"教職課程. (29)6. 28-31 (2002)
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[Publications] 福井智紀 ほか: "高校「理科基礎」教科書における科学史の取扱い"千葉大学教育実践研究. No.10. 99-113 (2003)
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[Publications] 日本理科教育学会編: "これからの理科授業実践への提案(分担執筆)"東洋館出版社. 205 (2002)