2002 Fiscal Year Annual Research Report
メタファ法・絵画投影法を用いた情報教育実践の評価研究
Project/Area Number |
12680213
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Research Institution | OSAKA CITY UNIVERSITY |
Principal Investigator |
木原 俊行 大阪市立大学, 大学院・文学研究科, 助教授 (40231287)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
生田 孝至 新潟大学, 教育人間科学部, 教授 (20018823)
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Keywords | マルチメディア / インターネット / 情報教育 / メタファ法 / 絵画投影法 / カリキュラム評価 |
Research Abstract |
本研究は、質問紙調査や事例研究により、情報教育実践の評価を重層的に試みることを目的とするものである。こうした評価研究を遂行するために、情報教育を推進している教育現場の教師たちと共同研究体制を採った。本年度は、研究の最終年度にあたるため、主として、データの最終的な整理を進めるとともに、成果発表並びに報告書の作成に着手した。 (1)学校間比較のまとめ(5〜10月) 平成12年度、大阪・岡山・和歌山・香川・広島の小・中学校5校910名を対象として、「メタファ法」「絵画投影法」を主柱とする質問紙調査を実施した。そして、学校間比較によって、学校によるコンピュータやインターネットの利用経験の違いが、子どものメディアに対するイメージや態度に与える影響を明らかにしてきた。本年度は、そうした分析結果を対象校の情報教育実践の特色と関連づけて検討し、子どものメディアヘの態度に情報教育実践が与える影響について考察した(担当:木原、生田)。また、得られた知見を10月に開催された日本教育メディア学会において発表した(担当:木原、生田)。 (2)事例研究のまとめ(6〜11月) 岡山の小学校の児童を対象として、平成13年度にも、平成12年度と同様の調査を実施した。本年度は、平成12年度と13年度の調査結果を比較し、同一集団のメディアに対する態度の変容を確認した。また、子どものメディアへの態度に情報教育実践が与える影響について考察を深めるために、対象校の情報化リーダー教師に分析結果を題材としたインタビューを実施した(担当:木原)。 (3)報告書の作成(12月〜2月) 情報教育実践の動向を整理するとともに、(1)(2)の知見を文章化し、3年間の研究成果を報告書にまとめた(担当:木原、生田)。なお、報告書は、日本教育工学会や日本メディア教育学会のメンバーに配布し、識者より本研究の成果・課題に関する評価を受ける予定である。
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Research Products
(5 results)
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[Publications] 木原俊行: "カリキュラム開発における共同的意思決定を通じた教師の授業力量形成"人文研究(大阪市立大学文学部紀要). 第53巻. 105-114 (2001)
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[Publications] 木原俊行: "「きめ細かな指導」と「発展的な学習」の実際"IMETS. No.145. 22-25 (2002)
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[Publications] 木原俊行: "総合的な学習におけるメディア活用"初等教育資料. 762号. 68-71 (2002)
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[Publications] 生田孝至, 呉鵬澤: "中国の子どものメディアに対する態度研究"新潟大学教育人間科学部紀要. 第5巻第1号. 1-37 (2002)
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[Publications] 片上宗二, 木原俊行: "新しい学びをひらく総合学習"ミネルヴァ書房. 278 (2001)