2001 Fiscal Year Annual Research Report
映像情報の分析と活用:Eラーニング、オープン・ユニバーシティに向けての基礎研究
Project/Area Number |
12680222
|
Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
高橋 良子 慶應義塾大学, 環境情報学部, 教授 (10226904)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
磯貝 友子 慶應義塾大学, 商学部, 専任講師 (80286616)
フリードマン デイビッド 慶應義塾大学, 環境情報学部, 教授 (60317310)
|
Keywords | Eラーニング / 遠隔教育 / ブロードバンド / オープン基盤 / ビジュアルイメージ / ストリーミング映像 |
Research Abstract |
本研究は、オープン環境を基盤にビジュアルイメージの持つ意味の分析、活用をテーマとした"Eラーニング・プラットフォーム"という新たな遠隔教育のモデルの構築と運営を行ってきた。具体的には慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスのインテンシブ英語授業用にモジュラークラス「CyberSensei」を制作し、完全遠隔教育システムを用いて講義を実施した。平成11年から開始したこのプロジェクトは、受講生からのフィードバック、ブロードバンド・インフラの発展、PDAの一般化などを基に、自ら開発した教材に改善を加え、常に最適なメディア・ミックスを応用したシステムとなっている。 プロジェクト開始時には、授業内容を3DCG、実写を取り入れたVHSと、学習シミュレーションを収めたCD-ROMと、課題提出用のテンプレート等を掲載したウェッブを活用していたが、メディアの多用化に対応し、全ての教材をDVDディスクへ転用、各教材利用の連携をシームレスにした。また、ブロードバンド・インフラの一般化に伴い、以前から試験的に行っていたインターネット上のストリーミング映像も最適な映像コーデックを適応し、実施した。 現在、コンテンツが正規に利用されるように、DRM(デジタル・ライツ管理)技術を適用した著作権管理システムの実験に取り組んでおり、それにより外部配信も可能なオープン基盤のEラーニング・プラットフォームのパッケージ化が完了する。
|
Research Products
(1 results)