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2000 Fiscal Year Annual Research Report

音声・視覚情報の伝達速度制御システムの英語教育への適用可能性の研究

Research Project

Project/Area Number 12680246
Research InstitutionYamagata University

Principal Investigator

山口 常夫  山形大学, 教育学部, 教授 (80146745)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 冨田 かおる  山形大学, 人文学部, 助教授 (00227620)
中西 達也  山形大学, 教育学部, 助教授 (10217771)
小関 文典  山形大学, 教育学部, 助教授 (70118347)
中山 和男  山形大学, 教育学部, 助教授 (10180431)
Keywords音声情報 / 文字情報 / 視覚情報 / 複数チャンネル・モード / 初等普通教育 / 視聴覚教育 / 時間軸変換処理 / 提示モード間干渉
Research Abstract

音声情報の時間軸変換処理(S処理)と同期させて、視覚情報(ヴィデオ映像)の時間軸変換処理(SV処理)を用い、日・英語字幕を付加した複数チャンネル・モード下における語学学習形態が、初等普通教育で学ぶ学習者の視聴覚・視聴解(力)にどのような影響を与えるかを解明し、初等普通教育における効果的な英語リスニング教育・学習システムの可能性を探るという観点から、本年度の主な研究目的は、1.本研究の目的遂行のためのソフト及びハード面でのトータル実験システムの構築作業、2.音声・映像・字幕による複数チャンネル・モードの功罪に関する資料収集、3.次年度からの本実験に繋げるための予備実験用素材の吟味、及び実験刺激の作成、4.予備実験の実施、及び結果の解析であった。現在までに判明した知見を以下に示す。
1.SV処理実験刺激作成用に不可欠とするシステム構築用に当初要求した設備備品の入手に国内では不可能と判明し、海外に出向き購入することとなり、時間的に手間取ったものの、最終的には予備実験を行えるまでのシステム構築を成し得た。
2.語学教育及び視聴覚教育に関する国内主要学会及び研究機関等発行の機関誌、そして英語教育関連雑誌に掲載された研究報告をもとに、関連研究に関する調査を行った。本年度では約20件の関連発表がなされていた。全体の約8割が、音声・映像・字幕の複数チャンネル・モードによる語学学習形態では、互いの提示モード間での干渉が障害となり、効果も期待できず、学習形態としては適当でないとの見解が表明されていることが判明した。
3.次年度に、上記1のシステムを利用して、日・英語字幕の提示形態をパラメータとする数種類の実験刺激を作成し、日本人大学生を被験者として予備実験をおこない、2での一般的な観察結果を踏まえながら、複数チャンネル・モードと絡めた語学学習形態の効果特性を探ることのできる体制作りができあがった。

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Published: 2002-04-03   Modified: 2016-04-21  

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