• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2000 Fiscal Year Annual Research Report

海外・帰国子女教育における家庭科の指導方法の開発に関する研究

Research Project

Project/Area Number 12680252
Research InstitutionTokyo Gakugei University

Principal Investigator

池崎 喜美恵  東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (90145350)

Keywords家庭科教育 / 日本人学校 / 海外子女教育 / 現地理解教育 / 家庭生活 / 異文化体験 / 家庭科教科書
Research Abstract

[目的]標記の研究課題の初年度として、次の3項目に焦点を絞り研究を進めた。
1.アジア圏の日本人学校の実地踏査をし、家庭科の教育環境の現状を調査した。また、児童・生徒の家庭生活観や家庭科に関する意識調査をし、実態や問題点を明らかにした。
2.アジアの中等学校段階で使用されている家庭科教科書を収集し、記述内容を分析し、特質を検討した。
3.補習授業校における児童・生徒の家庭生活観や家庭科教育観に関する調査を平成13年度に実施するため、資料収集や調査の準備を行った。
[方法]平成12年7月〜平成13年3月にかけて、台湾及びマレーシアの日本人学校6校の学校訪問と授業参観を行った。また、台湾の日本人学校429名、マレーシアの日本人学校約500名の児童・生徒の調査票を回収し統計処理を行った。
[結果]1.例えば、台湾の日本人学校では、現地の食文化を教育内容に取り入れたり、現地の人たちとの交流を行うなど、家庭科で現地理解教育を実践していた。また、実態調査によると、「調理実習」は小・中学生とも約90%が学習することを望んでいた。しかし、中学生には家庭科の学習に対する積極的な態度が見られなかった。
2.台湾やマレーシアの中等学校で使用されている家庭科の教科書を概観すると、独自の民族文化をもとに学習内容が構成されている一方、わが国の教科書の内容と類似した事柄も掲載されていた。
3.平成7〜8年度に実施した日本人学校,帰国子女および海外生活経験を有しない一般の児童・生徒を対象にした調査の統計的処理結果をふまえ、補習授業校における児童・生徒を対象とした調査をするための準備を整えた。
4.日本人学校の教師と連携を図り、家庭科の指導に必要なネットワークづくりを具体化させ、日本人学校における家庭科指導を支援する必要があることを再認識した。

URL: 

Published: 2002-04-03   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi