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2001 Fiscal Year Annual Research Report

日本-ドイツ-Eメイル交換を通した中学生の異文化間コミュニケーションの開発研究

Research Project

Project/Area Number 12680265
Research InstitutionOSAKA KYOIKU UNIVERSITY

Principal Investigator

木下 百合子  大阪教育大学, 教育学部, 教授 (10169914)

Keywordsコミュニケーション / 異文化間教育 / 異文化理解 / 総合学習 / 協同学習
Research Abstract

本年度は前年度の反省をふまえ、個人アドレスをもつこと、ドイツの新年度開始にあわせて、メイル交換は9月から1月にかけて集中的に行った。1学期はそれぞれのテーマについて調べ、メイル交換にむけて準備した。テーマは、「私たちの生活」と「環境問題」である。メイル交換の時期を限定した結果、昨年度よりも交換回数はふえ、意見交換が行われた。
一方、異文化間教育と異文化間コミュニケーションに関する理論研究において進展がみられた。結果として、国際理解教育、多文化教育のコンセプトではなく、異文化間教育コンセプトが日本の現状と本研究のコンセプトとして適切であることを確信した。
2年間の研究を整理し、結果として次の成果をえた。
1.英語を使用した異文化間コミュニケーションは、中学生段階で十分に可能である。
2.異文化と出会うことによって自己の文化が意識され、アイデンティティ形成に有効である。
3.コンピュータ使用の方法と技術ならびに情報倫理は実践をとおしてこそ確実に形成される。
4.グローバルな解決課題である環境問題について認識が深まるとともに、環境問題について日本とドイツでは取り組みの観点が違うことを発見した。
5.異文化間コミュニケーションと協同学習のスタイルになれ、異文化理解には忍耐と寛容が必要であること、理解と葛藤の間を揺れ動くプロセスが重要であり、関係を継続することが重要であることを経験しえた。
以上のような成果をえたが、他方で、さらにコンピュータ室の管理や教科教授と総合的学習の横断的組織化などの条件整備が必要であることがわかった。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 木下百合子, Iris Mortag: "日本-ドイツ-Eメイルプロジェクトをとおした異文化間学習"大阪教育大学紀要第V部門教科教育. 50・2. 187-200 (2002)

URL: 

Published: 2003-04-03   Modified: 2016-04-21  

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