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2000 Fiscal Year Annual Research Report

遠隔ビデオカメラによる監視制御システム

Research Project

Project/Area Number 12680420
Research InstitutionHiroshima City University

Principal Investigator

古川 亮  広島市立大学, 情報科学部, 助手 (50295838)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 内田 智之  広島市立大学, 情報科学部, 助教授 (70264934)
中村 泰明  広島市立大学, 情報科学部, 教授 (10264946)
Keywordsパン・チルトカメラ / 移動物体検出 / 背景差分 / 位置合わせ / テンプレートマッチング / 多数決 / 実時間処理
Research Abstract

本年度は、パン・チルト・ズーム機能を持ったカメラを用いて、背景差分による移動物体追跡を行うシステムを開発した。同様の目的の研究例が既にあるが、本研究では、「予想される背景画像と実際の背景画像との位置ずれ」の補正に重点をおいた。
監視システムにおいては、カメラの旋回中であっても、移動物体を検出し続けられるのが望ましい。しかし、カメラの位置測定センサに誤差がある場合や、厳密な撮影時刻が分からない場合には、画像撮影時のカメラ方向のパラメータに誤差が生じ、上記のずれが生じやすい。これを補正する具体的手法は以下の通りである。予想される背景画像を画像A、実際の画像を画像Bとする。画像を格子状の領域に分割し、それぞれの分割された領域において、画像A,Bに対してテンプレートマッチングを実行する。それぞれのマッチングの結果は、画像A,Bのずれの推定値の候補になっているが、移動物体が存在する領域や、エッジなどの特徴点のない背景部分においては、これらの推定の信頼度は低い。そこで、それらの推定値から多数決によって最終推定値を得ることで、ずれの値を決定している。また、推定を高速化するために、推定の信頼度が高いと考えられる領域のみを選択し、マッチングを行うことで、計算量を削減している。この方法により、本棚など、比較的複雑な背景において、小さな物体が移動しているような場合でも、移動物体を実時間で安定して抽出できることを確認した。

URL: 

Published: 2002-04-03   Modified: 2016-04-21  

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