2001 Fiscal Year Annual Research Report
マルチメディアネットワーク社会における相互評価に関する研究
Project/Area Number |
12680451
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Research Institution | Nihon University |
Principal Investigator |
篠原 正明 日本大学, 生産工学部, 教授 (70318377)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
木下 栄蔵 名城大学, 都市情報学部, 教授 (50141908)
大澤 慶吉 日本大学, 生産工学部, 講師 (70060142)
西澤 一友 日本大学, 生産工学部, 助教授 (10130569)
中西 昌武 名古屋経済大学, 経済学部, 助教授 (10298630)
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Keywords | ITS / 自転車 / ロジットモデル / フェヒナー / アフォーダンス / AHP / ANP / DEA |
Research Abstract |
(1)ITSの評価問題、(2)IUSの評価問題、(3)相互評価法の3つの課題に分けて研究を進めた。 1,ITSの評価問題 ・自動車ITSと称して、自転車を共有することにより地域公共交通手段を効率的に運営するシステムを提案し、駐輪場の容量計画問題ならびにユーザー需要構造を検討した。 (1)駐輪場の容量計画問題 多地点間・多期間の自転車移動需要が与えられた時に、各地点の駐輪場容量、供給自転車数を線形計画モデルを介して決定する定式化を与えた。 (2)ユーザー需要構造の分析 判別分析ならびに数量化II類を用いて、自転車ITSのユーザーがどのような動機に基づき、自転車を利用するかに関する意識構造を分析した。 2,IUSの評価問題 マルチメディア技術、情報通信技術を大学システムに適用し、高度情報化大学システム(IUS;Intelligent University Systems)を構築する際の問題点を調査した。今後は、IUSの研究分野・評価問題を整理し、IUSの基本構想を策定する。 3,相互評価法 ・AHPとANPを特別な場合として含むMTM(Mind Transition Model,マインド遷移モデル)を提案し、「加藤氏の政変劇」の心理分析に適用した。 ・認知科学のインタフェース設計の分野で近年脚光を浴びているアフォーダンスの概念を、ANPにより定量化できることを示した。 ・都市交通工学の需要分析で用いられるロジットモデル、精神物理学分野におけるフェヒナー則などの考え方を、AHP、ANPのウェイト適正化に適用し、表層AHP、深層AHPを考案した
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Research Products
(7 results)
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[Publications] 篠原正明: "DEAとゲーム理論"オペレーションズリサーチ誌. 46・6. 290-295 (2001)
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[Publications] 木下栄蔵: "ネットワーク型評価の新しい適用手法CSAの提案"土木学会論文集. 695/IV. 3-15 (2002)
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[Publications] 中西昌武: "集団AHP理論による集団意思決定モデル"土木計画学ワンデーセミナー. 27. 2-4 (2001)
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[Publications] 留田慎一朗: "マインド遷移モデルと世紀末政変劇の解釈"2001年度日本OR学会春季研究発表会アブストラクト集. 2001・春. 244-245 (2001)
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[Publications] 三宅千香子: "AHPウェイト推定時の整合度指標の比較評価"2001年度日本OR学会春季研究発表会アブストラクト集. 2001・春. 242-243 (2001)
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[Publications] 西澤一友: "AHP不完全情報の推定方法の評価"2001年度日本OR学会秋季研究発表会アブストラクト集. 2001・秋. 196-197
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[Publications] 木下栄蔵: "入門数理モデル"日科技連. 171 (2001)