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2000 Fiscal Year Annual Research Report

KDEL receptorによる細胞内小胞輸送の制御

Research Project

Project/Area Number 12680684
Research InstitutionChiba University

Principal Investigator

青江 知彦  千葉大学, 大学院・医学研究科, 助教授 (90311612)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 古関 明彦  千葉大学, 大学院・医学研究科, 教授 (40225446)
KeywordsKDEL receptor / ゴルジ体 / 小胞体 / 分子シャペロン
Research Abstract

新生分泌蛋白、膜蛋白は小胞体で、高次構造の形成、複合体形成などを受け機能的に成熟し、細胞内の適切な場所に輸送されて機能を発現する。異常蛋白は小胞体において、分子シャペロンによるquality controlを受け分解除去される。
可溶性小胞体分子シャペロンのカルボキシ末端にはKDELアミノ酸配列があり、小胞体から分泌されてもゴルジ体でKDEL receptorによってKDEL配列が認識され小胞体に逆輸送される。このKDELレセプターのquality controlへの関与を検討した。
異常蛋白は小胞体のquality controlを一旦逃れても、小胞体分子シャペロンと会合した状態で分泌され、KDEL receptorによって認識され、ゴルジ体から小胞体にCOPI小胞輸送によって逆輸送された。また、KDEL receptorの機能が障害されると、quality controlを逃れて、分解を免れ、ゴルジ体からさらに細胞表面へと分泌された。
こうしたKDEL receptorの小胞輸送に対する関与をin vivoで検討するために、KDEL receptor変異マウスの作製を計画した。そこで、マウスKDEL receptorゲノム遺伝子並びに、cDNAをクローニングした。マウスKDEL receptor cDNA配列はヒトと高い相同性を示し、これを元に発現された蛋白は機能的なKDEL receptorであった。今後これらの知見をもとにKDEL receptor変異マウスを作製し解析して行く予定である。

URL: 

Published: 2002-04-03   Modified: 2016-04-21  

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