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2000 Fiscal Year Annual Research Report

コンダクタンス法による冠動脈血管径の計測

Research Project

Project/Area Number 12680832
Research InstitutionOkayama University

Principal Investigator

荒木 淳一  岡山大学, 医学部, 助教授 (80271055)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 入部 玄太郎  岡山大学, 医学部, 助手 (90284885)
清水 壽一郎  岡山大学, 医学部, 助手 (80294403)
梶谷 文彦  岡山大学, 医学部, 教授 (70029114)
伊藤 治男  (有)SIメディコテック, 代表取締役(研究職)
Keywordsコンダクタンスカテーテル / 冠動脈狭窄 / 血管内超音波法 / 冠動脈造影 / 経皮的冠動脈形成術
Research Abstract

【背景】循環器領域では、冠動脈造影から目測によって主観的に狭窄度を評価する。血管内超音波法は構造上細径化に限界がある。本研究の目的は、コンダクタンス法による狭窄度を評価の有用性と問題点を明らかにすることである。
【方法】使用したコンダクタンスカテーテルはポリエチレン製、直径約1mm、6極プラチナ電極で、両端電極間(電極間距離12mm)に20μA、周波数20kHzの定常交流電流を駆動し、中間の4電極を測定電極とした。断面積は1/α×ρ×L×(G(t)-Gp)+0.052×πで求めた(α=1、Gpはパラレルコンダクタンス、0.052×πcm^2はカテーテル自身の断面積)。対照として血管内超音波法で得た断面積を用いた。ビニールチューブ(直径2〜10mm(1mm毎))の内腔を生理食塩水(ρ=58Ωcm)で満たし、コンダクタンスカテーテルをチューブの中心に位置した場合と壁面に密着した場合のそれぞれでG1,G2,G3を測定した。ビニールチューブは絶縁体でなのでGp=0である。
【結果】コンダクタンス法と血管内超音波法による断面積を比較すると直径2〜4mmのチューブにおいては差を認めなかった。直径4mm以上の場合コンダクタンス法は過小評価し、カテーテルが壁に密着したり、測定コンダクタンスの位置が駆動電極に近い場合に顕著であった。
【考察】直径4mm以上の場合、現在の駆動電極間距離(12mm)では、管内に均一な電場を形成できなくなってくることが最大の要因と考えられる。しかし、実際の冠動脈径測定では管径2〜4mmを対象とするのでカテーテルの位置に関係なく、駆動電極間距離は現仕様の12mmで十分であると推測される。現在、動物から摘出した細い血管を用い、パラレルコンダクタンスを考慮した実験に取り組んでいる。

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Published: 2002-04-03   Modified: 2016-04-21  

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