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2000 Fiscal Year Annual Research Report

現代日本における「父親業」の実態に関する社会学的研究

Research Project

Project/Area Number 12710094
Research InstitutionTokyo Institute of Technology

Principal Investigator

土場 学  東京工業大学, 大学院・社会理工学研究科, 助教授 (50253521)

Keywords父親業 / 社会学 / 育児 / ジェンダー
Research Abstract

本年度は、まず、父親業およびそれに関連するテーマに関する最近の内外の研究動向を調べ、その状況を把握した。また、各自治体・行政機関などにおいて父親の家事・育児参加推進のためにどのような施策を行っているかについて情報を収集し、さらに専門研究者と意見交換を行った。その結果、性別役割分業が根強い日本ではこれまで父親業に注目することはほとんどなかったが、特に1990年代以降日本でも父親業に関する調査・研究が各領域で多くなってきており、また各自治体でも父親の家事・育児参加に向けた啓蒙活動が盛んになってきていることが分かった。それを踏まえ、来年度実施予定の調査のための先行分析として、東北大学文学部教育文化研究会の協力を得て、「教育と社会に対する高校生の意識調査(第4次調査)」のデータを用い、高校生の「規範意識」と親子関係に関する分析を行い、同調査の報告書の論文としてまとめた。その結果、高校生の「規範意識」に対しては親の厳しいしつけよりは、親密なコミュニケーションなどの方が影響を与えていること、などが明らかとなった。なお、次年度では、こうした成果を踏まえて、父親業に関する調査を企画し、実施する予定である。

URL: 

Published: 2002-04-03   Modified: 2016-04-21  

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