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2000 Fiscal Year Annual Research Report

近代社会における「監視」についての社会学的研究

Research Project

Project/Area Number 12710095
Research InstitutionKanazawa University

Principal Investigator

田邊 浩  金沢大学, 大学院・社会環境科学研究科, 助手 (50293329)

Keywords監視 / モダニティ / 情報化 / 管理社会 / ポスト・モダニティ
Research Abstract

今年度は、監視社会論に関連する文献を検索し、それをデータベース化し、手にすることができる限りの文献を収集した。収集したもののなかから、監視社会論を展開するにあたって、とりわけ理論的支柱となると考えられる以下の文献、すなわちミッシェル・フーコーの『監獄の誕生』、アンソニー・ギデンズの『国民国家と暴力』、『近代とはいかなる時代か?』、クリストファー・ダンデカーの『監視、権力、モダニティ』、デヴィッド・ライアンの『電子の眼』について、読解を進めた。また、監視社会の成立と進展に大いにかかわる情報化ないし情報社会論に関しても、マーク・ポスターの『情報様式論』、デヴィッド・ライアンの『新・情報社会論』といった文献を頼りにしながら、研究を進めた。
それらの文献の読解をもとに、簡単な理論的見取り図を作成し、それについて研究会等において報告を行い、参加者からの意見を求めた。
また、研究課題に若干関連するものとして、社会的ネットワークの観点からの意識調査を実施した。金沢市民を対象として、調査票を用いた戸別訪問面接調査を行った。サンプルは20歳から65歳未満の有権者から432人を無作為抽出し、有効回答は263人であった。現在、統計パッケージソフトを利用して、調査データを分析中である。

URL: 

Published: 2002-04-03   Modified: 2016-04-21  

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