2000 Fiscal Year Annual Research Report
校長職の人事行政(資格・選考・研修等)プログラム開発研究
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12710152
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| Research Institution | Fukuoka University of Education |
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Principal Investigator |
元兼 正浩 福岡教育大学, 教育学部, 助教授 (10263998)
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| Research Abstract |
校長職の人事プログラムを開発をすすめるために、本年度は以下の方法で研究をすすめた。
まずは本研究の前提作業として、現行校長人事システムの課題を明らかにするために次のような調査を実施した。
校長人事は県教委の事務であり、各府県ごとにその実態は異なるため、全国の都道府県(政令都市)教育委員会、地方教育事務所に質問紙郵送法による実態調査、及び人事担当者への意識調査を実施した。これは10年前に研究代表者が行った「校長・教頭任用制度に関する調査」の追調査としての意味合いも有している。したがって調査結果を比較論的に考察し、その成果を大学紀要に発表した。
また、教員人事研究の新しい視座を構築するために、一般経営学における人事労務管理論の理論的到達点を検討し、そのフレームの活用を模索した。まずは、最近新しい展開をみせている人事考課を中心とした人事管理論の基礎的な文献資料の収集から着手し、従来の教員人事研究との対象領域のちがいを確認した。そのうえで人事評価を中心に据えた新たな人事管理論のあり方を校長ないしは教員人事に適用すべく検討中である。
なお、自律的学校経営(SBM)に日本より数年はやく着手し、先行事例として注目される韓国の人事管理研究を比較の視座として活用することを意図し、本年度はその基本的な文献・資料の収集を行った。これは来年度に実際に訪問調査を実施するための基礎的な作業として位置づけている。
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