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2000 Fiscal Year Annual Research Report

ポートフォリオ選択における統計的手法

Research Project

Project/Area Number 12730023
Research InstitutionGakushuin University

Principal Investigator

福地 純一郎  学習院大学, 経済学部, 教授 (00274043)

Keywordsポートフォリオ / 2次計画問題 / ブートストラップ法 / リサンプリング法
Research Abstract

1.平均-分散モデルのもとで、収益率ベクトルの期待値と分散共分散行列をデータから推定するとき、真のフロンティア、推定フロンティア、実効フロンティアの3種類のフロンティアを定義した。これは、Broadie(1993,Annals of Operations Research)が異なる定式化のもとで定義したものにしたがっている。さらに、推定フロンティア上の点の漸近正規性を証明した。また、実効フロンティアが常に真のフロンティアの右側にくることも証明した。
2.実効フロンティアの推定問題を研究した。ブートストラップ法を用いて推定フロンティアのメディアン・バイアスを減少させる推定量を考案し、その性質をシミュレーションによって調べた。シミュレーションは本補助金によって購入したソフト(MATLAB)を用いた。
以上の結果は科研費研究集会「計量経済・計量ファイナンスの諸問題」(1月8日〜1月9日、一橋大学佐野書院)において「ポートフォリオフロンティアの推定について」(著者:福地純一郎、吉田あつし)という題で発表した。
3.吉田あつし教授(大阪府立大学)との共同研究を進め、組み入れ証券数とポートフォリオ収益率の分散の関係を調べた。研究成果は論文「平均分散モデルにおける最適ポートフォリオのリスク推定」(著者:吉田あつし、福地純一郎、投稿中)である。
4.その他、金融工学国際会議に出席し、金融工学の研究者と意見交換を行った。

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Published: 2002-04-03   Modified: 2016-04-21  

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