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2000 Fiscal Year Annual Research Report

人工飛翔体搭載用撮像型高速中性粒子計測器の開発

Research Project

Project/Area Number 12740280
Research InstitutionInstitute of Space and Astronautical Science

Principal Investigator

浅村 和史  宇宙科学研究所, 太陽系プラズマ研究系, 助手 (50321568)

Keywords高速中性粒子 / 人工飛翔体 / 計測器 / 撮像 / 表面 / 磁気圏
Research Abstract

地球や水星の磁気圏において、高速中性粒子(ENA;energetic neutral atom)は極めて希薄にしか存在しないと考えられている。そのため、ENA計測器にはそれに応じた高い感度が要求されることになる。高感度を実現するためには、広範囲にわたるエネルギーレンジ内のENAを同時に観測することが有効である。このことは、従来からプラズマ粒子分析器に用いられている、極板に印加する電圧を掃引することで検出器に到達できる粒子のエネルギーを変化させるやり方が使えないことを意味する。そこで飛行時間分析法(TOF;Time-Of-Flight)を用いて粒子の速度を分析することにした。しかし、TOFを用いる場合、撮像型分析器ではTOFと位置検出を両立させなくてはならない。本年度はその要素試験を行った。具体的には、MCPと位置検出用アノードとの間に金属メッシュを置き、TOF用アノードとした。その結果、TOF検出、位置検出とも十分な性能が得られた。また、本年度後半は、重粒子、またはより低エネルギー(水素原子なら1keV以下)の粒子を検出可能にするような電離方法の検討を行っている。これまで考えていた、超薄膜カーボンを通過させることによる電離では、これらの粒子は膜を通過できず、当然電離できない。そのため、粒子を金属表面に入射させ、表面との相互作用で電離する方法と、電子銃を用いる方法を検討している。

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Published: 2002-04-03   Modified: 2016-04-21  

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