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2000 Fiscal Year Annual Research Report

系統情報と化石情報による、ゴンドワナ関連植物の進化史の復元

Research Project

Project/Area Number 12740467
Research InstitutionChiba University

Principal Investigator

朝川 毅守  千葉大学, 理学部, 助手 (50213682)

Keywordsゴンドワナ / 時空分布 / 植物地理 / 系統解析 / 植物化石
Research Abstract

ゴンドワナ大陸は現在の南半球の大陸が一つに集まってできた超大陸で、中生代に存在した。現在南半球を中心に分布する植物分類群がいろいろ知られ、その分布の起源に関してゴンドワナ大陸との関連が想定されている。本研究ではこうした分類群について、DNA塩基配列に基づく系統解析を行い、地理分布との関係を明らかにするとともに、その分類群の時空分布を化石情報を基に再現し、起源から現在に至るまでの分布の変遷を推定することを目的とする。
平成12年度は、ヒノキ科、マキ科、ナンキョクブナ科に注目し、すでに系統化石の結果が発表されているナンキョクブナ科を除いた他の科について、試料の収集及び葉緑体遺伝子のmatK領域の塩基配列の決定を行った。とくにヒノキ科のニューカレドニア固有属であるNeocallitropsisの起源に注目し、同属の近縁群であるCallitris属とActinostrobus属をオーストラリアで採集し、解析を行った。これに加えこれまでに収集していた各地の標本を用い、塩基配列の解析を進めている。
化石情報についてはこれまで採集された南アメリカ、ニューカレドニア、マダガスカルの標本について整理を行い、ナンキョクブナ科及びマキ科の材化石の時間的、空間的分布を明らかにしつつある。さらに今後ヒノキ科の化石の発見が望まれる。これらの成果に基づき、平成12年度はナンキョクブナ科の進化史について総説としてまとめ発表した。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 朝川毅守,瀬戸口浩彰: "化石記録と系統から推定されるNothofagus属(ナンキョクブナ属、Notofagaceae)の進化史"日本植物分類学会会報. (印刷中). (2001)

URL: 

Published: 2002-04-03   Modified: 2016-04-21  

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