2001 Fiscal Year Annual Research Report
セルオートマトンにおける逆問題とトラフィックネットワーク解析
Project/Area Number |
12750062
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Research Institution | Ryukoku University |
Principal Investigator |
西成 活裕 龍谷大学, 理工学部, 助教授 (40272083)
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Keywords | セルオートマトン / 超離散 / 交通流 / オイラー形式 / ラグランジュ形式 |
Research Abstract |
セルオートマトンを複雑系のモデルとして応用するために、主に交通流モデルとしての側面を検討した。まず実測データの分析をすることで、モデル化に必要になるための重要な交通流の特性を抽出した。その結果、メタ安定と同期流が渋滞相転移付近で重要になることが明らかとなった。さらにこの現象をCAのルールに組み込むために何が必要か考察し、その結果一般にスロースタートルールの重要性が明らかになった。そしてこれまでに研究されていた他のモデルと新しく考えたモデルとの関連も明らかになり、そこにはオイラー=ラグランジュ変換が重要であることが分かった。さらに関連などを論じることにより、セルオートマトンの有用性が明らかとなった。
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Research Products
(4 results)
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[Publications] Katsuhiro Nishinari: "Burgers cellular automaton and its applications"Trans, Mat. Res. Soc. Jpn.. 26. 453-456 (2001)
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[Publications] Katsuhiro Nishinari, J.Matsukidairc, D.Takahashi: "Two-dimensional Burgers Cellular Automaton"J. Phys. Soc. Jpn.. 70. 2267-2272 (2001)
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[Publications] Katsuhiro Nishinari: "A Lagrange representation of cellular automaton trattic flow models"J. Phys. A : Math. Gen.. 34. 10727-10736 (2001)
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[Publications] M.Fukui, K.Nishinari, D.takahashi, Y.Ishibashi: "Metastable flows in a two-lane trafffic model equvalent to extended BCA"Physica A. 303. 226-238 (2002)