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2000 Fiscal Year Annual Research Report

環境共生形高分子材料のスーパ表面改質による安全性保証

Research Project

Project/Area Number 12750066
Research InstitutionIbaraki University

Principal Investigator

中村 雅史  茨城大学, 工学部, 助手 (60302329)

Keywords表面改質 / DLC(ダイヤモンドライクカーボン) / 環境共生形高分子材料 / 高機能化PC(ポリカーボネイト) / 安全性保証
Research Abstract

本研究では、環境共生型高分子材料として生産量、使用量ともにエンプラの中では随一であるポリカーボネイト(PC)に注目した。PCは自動車の軽量化を意図して窓ガラスの代替材としての使用を検討されている。しかしながら、PCは表面硬度が低いため、耐摩耗性、潤滑性に劣り、殺傷されると光学性が劣るといった欠点がある。このため、自動車の窓ガラスの使用は検討段階となっている。
一方、最近表面改質技術の進歩はめざましく、材料の高機能化の一躍を担っている。特に、CVDによって施されるDLC(ダイヤモンド・ライク・カーボン)はダイヤモンドの硬さおよび耐摩耗性と炭素の優れた潤滑性、さらに適度な透明性を有し、新しい表面改質技術として期待されている。
そこで本研究では、表面改質(DLC)を施すことによって適度な光学性を有しつつ、耐摩耗性、潤滑性を飛躍的に向上させた高機能化PC、すなわち環境共生形高分子材料を創製し、そらにその安全性保証を実施した。
本年度は、PCにDLCを施した高機能化PCに対して、下記の項目にしたがって研究を実施する。すなわち、環境共生形高分子材料の創製からその機械的安全性保証を実施する。
(1)DLCによる表面改質PCの創製
DLCプラズマCVD装置を用いてDLCプラズマCVD装置を用いて、試験片レベルではあるが、表面改質PCの創製を行った。
(2)トライボロジー評価システム(既存設備)による実証的研究
表面改質PCについて潤滑性・耐摩耗性・密着性に関する実証的評価を行った。
(4)機械的安全性保証
引張試験および疲労試験による寿命評価をおこない、安全性保証を実施した。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 川名淳雄,渡辺裕,鈴木秀人,中村雅史,池永勝: "DLC表面改質・PEEK材の硬さ試験による表面特性評価"日本機会学論文集(A編). 第66巻645号. 894-900 (2000)

URL: 

Published: 2002-04-03   Modified: 2016-04-21  

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