2000 Fiscal Year Annual Research Report
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12750196
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| Research Institution | Niigata Institute of Technology |
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Principal Investigator |
佐伯 暢人 新潟工科大学, 工学部, 助教授 (10278070)
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| Keywords | 静電分離 / 振動輸送 / リサイクル / 摩擦帯電 / 粒状体 / 摩擦振動 |
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| Research Abstract |
わが国で排出されたプラスチックはそのリサイクル率がわずかに10%であり,これを高めることは環境保全や埋め立て地の延命化といった観点からも重要な社会的課題である.プラスチックをリサイクルするには,一般にプラスチック製品を細かく砕き(粒状化),種類別に選別する必要があるが,それらの機械的な性質は類似したものが多いため,機械的な手段だけでは完全な選別が不可能である.一方,摩擦帯電特性を利用した静電分離法を用いた例もいくつか報告されているが,選別率などの面から未だ実用化には至っていない.これは効果的な帯電方法が十分に検討されていない点や粒状化されたプラスチックの動特性が十分に把握できていないことが原因と考えられる.そこで,本研究では振動を利用した新しい静電分離法の開発とその動特性を解析する手法を確立することを目的とした研究を行っている.まず,初年度である本年度においては,効果的な帯電方法を把握するために,振動型と撹拌型の2種類の帯電装置を製作し,混合プラスチックの摩擦帯電に関する実験を行った.実験においては,湿度及び温度を一定とした環境下で,3種類のプラスチック(PVC,PET,PE)を用いて,それらの摩擦帯電量を計測した.その結果,帯電時間やプラスチック粒子の大きさなどが帯電に影響を及ぼすことがわかった.また,帯電装置の違いがプラスチック粒子の帯電に及ぼす影響についても検討した.
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Research Products
(1 results)
