2000 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
12750330
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
小林 和淑 京都大学, 情報学研究科, 助手 (70252476)
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Keywords | シミュレーション / テスト / テストベクタ / VLSI / LSIテスタ / EBプローバ / 期待値比較 |
Research Abstract |
本年度の研究実績は下記の通りである. 様々なシミュレータ,VLSI測定器に対応したテストベクタ生成プログラムの開発 ここでは,Verilog-HDL,VHDLといったHDL,論理レベルでの検証に用いるシミュレータ,SPICE等の回路(トランジスタレベル)での検証に用いるシミュレータ,各大学に導入された数社のVLSIテスタに対応したテストベクタを生成するプログラムの開発を行った.具体的には,汎用の処理言語であるPERLにより,テストベクタ生成のためのサブルーチン群を記述した. VLSI測定器では,測定結果と期待値との比較が可能であるが,ほとんどのシミュレータではその比較を行うことはできない.ここでは,業界標準のシミュレータ出力波形フォーマットであるVCD(Value Change Dump)フォーマットから,出力値を抽出し,期待値と比較する手法の開発も行った. EBプローバによるVLSIの内部波形とシミュレーションデータとの比較手法の開発 EBプローバはLSIテスタと組み合わせることにより,VLSI内部の波形の観察が可能である.ここでは,まずEBプローバ用の,繰り返しパタンを持つテストベクタの生成を行った.EBプローバで観察を行うためには,入力パタンのみならず,観察波形が周期的であることが必要である.シミュレーション時にこの条件を満たしているかを判断する機構も設けた.EBプローバはLSIテスタと異なり,期待値という概念を持たない.EBプローバで測定した波形を,シミュレータの出力と比較し,回路の動作が正常かどうかを判断する手法の開発も行った.
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Research Products
(3 results)
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[Publications] K.Kobayashi: "A Low-Power High-Performance Vector-Pipeline DSP for Low-Rate Videophones"IEICE Transactions on Electronics. E84C-(2). 193-201 (2001)
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[Publications] K.Kobayashi: "Architecture and Performance Evaluation of a New Functional Memory : Functioal Memory for Addition"IEICE Transactions Fundamentals. E83-A(12). 2400-2408 (2000)
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[Publications] 小林和淑: "ディジタル集積回路の設計と試作"培風館. 141 (2000)