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2000 Fiscal Year Annual Research Report

時間地理学を援用した個人の鑑賞行為に基づく立地特性面からの劇場整備に関する研究

Research Project

Project/Area Number 12750539
Research InstitutionTohoku University

Principal Investigator

坂口 大洋  東北大学, 大学院・工学研究科, 助手 (70282118)

Keywords都市 / 舞台芸術鑑賞者 / 時間地理学 / 劇場 / 立地 / GIS
Research Abstract

本研究における今年度の調査・研究の進捗状況は、大きく2点にまとめられる。
1)都市生活における舞台芸術鑑賞者の行動特性
時間地理学、関係性マーケティング等の参考文献より、舞台芸術鑑賞のプロセスを鑑賞前、鑑賞、鑑賞後という3つの段階で分類した。それを軸に都市の舞台芸術環境と「個人」へ関係性を仮説的ではあるが明確に図化した。そして、その仮説を基に、モデルケースとして都市「仙台」を選択し、様々な世代・属性の舞台芸術鑑賞者約40名を抽出し、各1時間程度の詳細なヒアリングを行った。その結果従来劇場内だけでしか把握しにくかった行動特性が、鑑賞前、観賞後で都市とホールの関係が浮かび上がった。
また、同時に劇場・美術館・図書館等の都市の文化スペースにおける行動者特性のマップを抽出し作成した。以上の結果、劇場への鑑賞行為が単なる志向性のモデルではなく、個人の潜在的な欲求に「目的」「情報」「利益」が付加され、様々な文化スペースが関わることにより鑑賞行為が実現する過程がケーススタディとして抽出された。
2)政令指定都市のデータベース
全国の都市モデル構築の仮設指標の為に、まず日本における12政令指定都市におけるホールデーターをGIS上にプロットをし、同時に人口データ(平成7年度版国勢調査)をもとに市区町村レベルの居住状態とホール立地の関係の分析を行った。
その結果、都市の中心点の10km圏内、20km圏内でそのホールの立地状況が都市毎により大きく変化している様子が把握できた。
今後は、この研究対象を広範囲に展開するとともに、各都市の構造とホールの立地状況の分析を進める予定である。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 坂口大洋,小野田泰明,菅野實: "利用傾向からみるホール圏域の多重性-大都市郊外における事例を通して"日本建築学会学術講演梗概集. E-1. 439-440 (2000)

URL: 

Published: 2002-04-03   Modified: 2016-04-21  

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