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2000 Fiscal Year Annual Research Report

家族の変化から見た次世代の集合住宅の空間計画-個人を単位とした都市居住に向けて-

Research Project

Project/Area Number 12750559
Research InstitutionChiba Institute of Technology

Principal Investigator

橋本 都子  千葉工業大学, 工学部, 助教授 (50297983)

Keywords家族 / 集合住宅 / 空間計画 / 都市居住
Research Abstract

個人を単位とした都市居住の実態を把握することを目的に、東京近辺の都市部に居住する「単独世帯」を対象に、アンケート調査とヒアリング調査を行った。また、ヒアリング調査を行う際は調査対象者の自宅で行い、室内の家具配置を図面に転記した。調査の概要は以下の通りである。
アンケート調査対象者
男性27名(うちヒアリング16名)
女性9名(うちヒアリング5名)
結果
主にヒアリングの結果から、都市単身居住者の特性として次のような点があげられた。
・働く単身者の生活は必然的に仕事が中心となる。生活の拠点は「住居」だけではなく、「仕事場」「友人宅」「レストラン」「気に入りの場所」などが挙げられ「住居」以外の場所で(たとえば仕事場など)就寝する事例も多く見られ、従来の住宅の機能が都市の他の「拠点」よって担われている実態が浮き彫りになった。
・居住者のライフスタイルを把握する上で大切な軸となる要素は次の4つであった。すなわち、1)住選択の理由、2)自宅でどのような生活行為が行なわれているか、3)住宅をどのような場所として認識しているか、4)住宅内の設えはどのようになっているか。
今後の展開
研究の今後の展開としては、まず調査の事例数を増やしてデータの客観性を強めることが必要であると考える。また同時に、調査対象者の属性(年齢、年収、職種)などを限定して、より特化したライフスタイルについての詳細な検討も有効であると考える。さらに、住宅内の家具配置・設えの事例収集は、考現学的な意味から貴重なデータと考えられ、この内容についても進める予定である。

  • Research Products

    (4 results)

All Other

All Publications (4 results)

  • [Publications] 橋本都子,市川夏子,篠原聡子: "居住者評価から見た都市集合住宅における共用空間の考察"日本建築学会 学術講演梗概集. E-2. 191-192 (1999)

  • [Publications] 永峰麻衣子,橋本都子 ほか3名: "「現代東京人」の居場所について-都市単身居住者の環境行動に関する研究-"日本建築学会 学術講演梗概集. E-1. 1061-1062 (1999)

  • [Publications] 橋本都子 ほか2名: "指示代名詞領域にみる個体空間の形と大きさの計測-容積を単位とした空間計画に向けて-"日本建築学会 学術講演梗概集. E-1. 771-772 (2000)

  • [Publications] 市川夏子,橋本都子 ほか2名: "現代都市居住者の住まい観と生活スタイルに見る「個室群佳居論」考"日本建築学会 学術講演梗概集. E-2. 21-22 (2000)

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Published: 2002-04-03   Modified: 2016-04-21  

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