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2000 Fiscal Year Annual Research Report

アグロバクテリウムを用いたダイズの高効率形質転換系の開発

Research Project

Project/Area Number 12760008
Research InstitutionSaga University

Principal Investigator

穴井 豊昭  佐賀大学, 農学部, 助教授 (70261774)

Keywordsダイズ / アグロバクテリウム / ヘルパープラスミド
Research Abstract

本研究では、現在のところ効率的な外来遺伝子導入系が確立されていないダイズに対して、アグロバクテリウムを用いた外来遺伝子の導入法を適用することを目的として、アグロバクテリウムを用いた遺伝子導入の際に特に問題となる感染ステップについて、新たなベクター系の開発とこれを用いた効率的な外来遺伝子導入法の確立を試みている。
本年度は、遺伝子導入効率を上げるための一つの手段として、スーパーバイナリーベクターにも使用されているpBio542のDNAを鋳型としてPCR反応によりVirG遺伝子領域を増幅した後、VirG遺伝子の機能の改良を目的として、アセトシリンゴンの存在の有無に拘わらず活性化されることが知られているN54D突然変異を導入した。この改良型VirG遺伝子を広宿主域ベクターであるpBBR122に組み込み、ヘルパープラスミドを作成した。また、このヘルパープラスミドをアグロバクテリウムLBA4404株に組み込みその菌体内での安定性と汎用されているpRK2系のバイナリーベクターとのコンパチビリティーについて検討を行った。
その結果、作成したヘルパープラスミドはクロラムフェニコール存在下で安定に維持され、pRK2系のバイナリーベクターとも問題無く共存させることが明らかになった。今後は、このヘルパープラスミドを保持するアグロバクテリウム菌株を用いて、感染条件の至適化を行う予定である。

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Published: 2002-04-03   Modified: 2016-04-21  

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