2000 Fiscal Year Annual Research Report
鶏カルシトニン受容体の遺伝子解析と発現に関する研究
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12760185
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Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
杉山 稔恵 新潟大学, 農学部, 助手 (10272858)
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Keywords | 鶏 / カルシトニン / 受容体 / 遺伝子 |
Research Abstract |
Gene Bankより、明らかとなっているカルシトニン受容体ゲノムDNAおよびcDNAを検索し、ヒト(T29239、AA330431、L00587)、ブタ(Z31356、M74420)、ラット(L13041)およびモルモット(U92463)のDNA配列を得た。これらのDNA配列の中からブタカルシトニン受容体のゲノムDNAに注目し、哺乳類の種間で保存された塩基配列3798-3814のエクソン5部位および塩基配列5688-5704のエクソン9部位を選び、PCRプライマ-5′-TAACCCGGGAYGGNTGGATGTGYTG-3′(アンチセンス)および5′-GTRAARAARGTRGTYATTCGAAGCG-5′(センス)を設計した。これらのプライマーを用いて、Vent DNA Polymeraseを添加したtouch down PCRを行い、鶏カルシトニン受容体のゲノムDNAを検出する条件を設定し、鶏心臓より調整したゲノムDNAについて1.2kbp、1.0kbP、0.6kbpおよび0.5kbpのPCR産物が得られた。これらはゲルから切り出して精製し、制限酵素Hind IIIおよびSmalで切断して脱リン酸化しpUC19プラスミドに挿入した。その後、プラスミドをコンピテント細胞(大腸菌)に形質転換して培養を行い、ブルー・ホワイトセレクションにより、カルシトニン受容体PCR産物が挿入されたコロニーを得た。
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