2001 Fiscal Year Annual Research Report
C型慢性肝炎におけるウイルスの肝内分布動態と病理組織学的進行度との関連性の解析
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12770080
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
梅田 みか (渡辺 みか) 東北大学, 医学部・附属病院, 助手 (20292344)
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Keywords | Morphometry / Pathology / Quantitative analysis / HCV / Computer |
Research Abstract |
平成13年度は、まず3次元上での検討を行った。この際、連続切片を多数作製、そこからコンピューター支援下に立体構築を再構成する技法を用いるわけであるが、それら連続切片に通常のへマトキシリン・エオジン染色やエラスティカ・ゴールドナー変法染色とともに免疫染色ないしin situ hybridization を行った切片を用いる新たな方法論を確立した。この方法により、ウイルス抗原の分布が壊死・炎症反応や線維化領域により豊富に観察されることが visualization 可能となった。従って、二次元上での検討で得られた結果をサポートすることとなった。この立体的機能構築解析法とも名付けられる方法論には、さらなる発展が行われ、免疫染色の二重染色を用いた方法も試みられた。それにより、肝のみならず、他の臓器にも本方法が応用可能であった。肝炎ウイルスの分布をふくめたこれらの成果は Proceedings of the Japanese Society of Pathology, 91(1), pp272に掲載された。本年度はさらに二次元上の形態計測法の検討にあたって複雑系の解析方法の適用の検討も続行した。この方法論はコンピューター支援下にデジタル信号化した画像情報をfractal dimention を応用し組織の複雑性を解析するものであるが、今回の検討でほぼ完成された技法となった。この成果についてはウイルス分布の解析の適用前に食道癌に用いられたが、その結果はVirchows Archiv, 439, pp279, 2001に掲載された。
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Research Products
(2 results)
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[Publications] Endoh M. Watanabe M. et al.: "Quantitative morphometric analysis of interface of esophageal squamous cell carcinoma (Stage T1b and T2),using a computer-assised fractal analysis"Virchows Archiv. 439. 279 (2001)
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[Publications] Endoh M, Watanabe M, et al.: "組織化学と三次元再構築法を応用した立体的機能構築解析"Proceedings of the Japanese Society of Pathology. 91. 252 (2002)