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2000 Fiscal Year Annual Research Report

ハマダラカのマラリア媒介能に関わる防御因子の解析

Research Project

Project/Area Number 12770128
Research InstitutionNational Institute of Infectious Diseases

Principal Investigator

佐々木 年則  国立感染症研究所, 昆虫医科学部, 研究員 (10300930)

Keywordsマラリア / 蚊 / 生体防御 / プロフェノール活性化系 / メラニン化 / cDNAクローニング
Research Abstract

目的:マラリア媒介蚊ハマダラカ(Anopheles stephensi)の病原体認識分子(シアル酸特異的レクチン)cDNAの塩基配列を決定し、シアル酸特異的レクチンcDNAの塩基配列からアミノ酸配列を推定し構造決定を行う。マラリア媒介蚊のシアル酸特異的レクチンであるマラリア原虫認識分子が分かることにより、蚊の段階でマラリア原虫を殺す機構の一つであるプロフェノールオキシダーゼ活性化系の最初の段階を明らかにする。そして、蚊における病原体媒介能を人為的にコントロールする可能性を探る。
成果:マラリア媒介蚊Anopheles stephensi由来のmRNAを精製し、リンカー/アダプタープライマー法を用いてcDNAライブラリーの作製を計画し、cDNAライブラリーの作製を試みた。その結果、インサートサイズが若干小さいが、cDNAライブラリーを得ることが出来た。また、マラリア非媒介蚊Armigeres subalbatus由来シアル酸特異的レクチン14.4,14.0kDaの内、14.0kDaのバンドをリジルエンドペプチダーゼで消化し、逆相キャピラリー高速液体クロマトグラフィーで分画後、高感度アミノ酸シークエンサーにて消化断片を解析した。その結果、新たな蛋白であることが分かった。今後は、Armigeres subalbatus由来シアル酸特異的レクチンcDNAの遺伝子断片をプローブとして、プラークハイブリダイゼーション法によりAnopheles stephensi由来シアル酸特異的レクチンcDNAのクローニングを行う。

URL: 

Published: 2002-04-03   Modified: 2016-04-21  

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