2000 Fiscal Year Annual Research Report
労働者7,000人を対象とした、高血圧及び肥満に関する遺伝子多型のリスクの調査
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12770175
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
諏訪園 靖 千葉大学, 医学部, 助手 (90302546)
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Keywords | 遺伝子多型 / 高血圧 / 肥満 / アンギオテンシノーゲン遺伝子 / β3アドレナリン受容体遺伝子 / アンギオテンシンI変換酵素遺伝子 |
Research Abstract |
本研究の目的は労働者から血液を採取しDNAを抽出して、現在本研究室で分析しているアンギオテンシノーゲン遺伝子(M235T及びT174M)、アンギオテンシンI変換酵素遺伝子(I/D)、β3アドレナリン受容体遺伝子(Trp64Arg)の遺伝子多型を分析し、次に対象者の年齢、既往歴、家族歴、身体計測値、血圧測定値、および尿、血液の測定結果等をコンピュータに入力し、これらの遺伝子多型が他の要因を考慮しても、高血圧及び肥満のリスクがあるか、多変量解析を行うことである。本年度の実績としてまずあげられるのは、企業と交渉の上、労働者を研究対象として確保し、研究に関して説明を行い同意を得たことである。予防医学的に遺伝子多型を活用するためには、大規模集団を用いたケース・コントロール研究が必須であるが、インフォームド・コンセントの問題もあり、国内外で良好な大規模な一般人集団確保が非常に困難である。本研究での対象集団は、今後の追跡調査が可能で、分析した遺伝子多型の影響をさらに詳細に検討できる。また、他の遺伝子多型を調査する場合においても貴重な研究資源になると思われる。他の本年度の実績としては、一般健康診断時に問診表を用いて対象者の既往歴および家族歴等を調査したこと、身体計測、血圧測定、尿検査、血清生化学検査と遺伝子多型調査のための検体を採取したこと、対象者の年齢、既往歴、家族歴、身体計測値、血圧測定値、および尿、血液の測定結果等をコンピュータに入力したことであった。
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