2000 Fiscal Year Annual Research Report
地理情報システム(GIS)を用いた周産期センターの適正配置に関する研究
Project/Area Number |
12770205
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Research Institution | Teikyo University |
Principal Investigator |
渋谷 健司 帝京大学, 医学部, 講師 (50322459)
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Keywords | 地理情報システム / 周産期センター / 適正配置 |
Research Abstract |
初年度は、東京都をモデル地域として周産期センターの適正配置に関する分析のための基礎データの収集ならびに予備的解析を行った。 第一に、地理情報システム(GIS)に東京都における産婦人科医療機関の地理分布情報を入力し、このシステムをベースにした保健政策意思決定サポートシステムの開発の基礎調査として、対象人口と保健サービス供給ポイントの地理的関係についての初期分析を行った。具体的には、各医療施設から既存の6つの周産期センターヘの最短距離をそれぞれ測定し、地域別に各周産期センターが担当すべき医療施設の地理区分図を作成した。次に、東京都の道路地図と医療施設情報を組合せ、より正確な地理情報と医療施設の分布を把握するために、道路地図をGIS情報に変換した。次年度は道路情報に基づくより正確な医療施設の地理区分図の作成と将来的な周産期センターヘの適正配置に関する分析を進める予定である。 第二に、代表的な医療施設における分娩数、母体搬送数、病床数、医療従事者数、設備などのデータを収集し、医療施設の産生関数の初期解析を行った。次年度は効率的な医療施設の配置のためのこの情報と上記の地理情報の有効な連携方法を考案し最適化モデルを作成する予定である。
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