2000 Fiscal Year Annual Research Report
経カテーテル的バルン弁形成術での血流遮断の脳循環への影響の検討と内因性NOの関与
Project/Area Number |
12770396
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Research Institution | Jichi Medical University |
Principal Investigator |
保科 優 自治医科大学, 医学部, 助手 (20291635)
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Keywords | 経カテーテル的バルン弁形成術 / 脳循環 / 一酸化窒素 |
Research Abstract |
経カテーテル的バルン弁形成術における脳循環の変化と内因性一酸化窒素の役割を検討する基礎データを得るために、成犬5頭に対し以下の実験を施行した。 採血・採尿を行い血算・肝機能・腎機能等の基礎値を得た。続いてケタラールによる静脈麻酔を施行し鎮静させた後、レスピレーターにて呼吸管理し、安定させる。次に下肢より大腿動・静脈にカテーテルを留置し、動・静脈圧をモニターした。次いで、右側開胸して心嚢切開し、肺動脈、上行大動脈、腕頭動脈を十分露出させ、超音波血流プローブを装着。その後軽く閉胸し、血行動態を安定させた。実験用ポリグラフと超音波血流計により脳血流の基礎値を得た。 次に一酸化窒素(NO)の阻害剤であるNomege-nitro-L-arginineを静注し、脳循環の変化を確認し、カテーテルインターベンションをおこなわない状態での脳循環と一酸化窒素(NO)の役割の基礎値を得た 今後は、この基礎値をもとに、弁形成用バルンカテーテルを用い肺動脈血流を遮断した場合と、大動脈血流を遮断した場合での脳血流の変化及び、Nomege-nitro-L-arginineを静注することによる脳循環と一酸化窒素(NO)の役割の検討を続ける予定である。
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