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2000 Fiscal Year Annual Research Report

MR内視鏡(MR endoscopy)の臨床における確立

Research Project

Project/Area Number 12770483
Research Institution山梨医科大学

Principal Investigator

市川 智章  山梨医科大学, 医学部, 講師 (00242660)

Keywords内視鏡 / MRI / 消化管疾患 / 胆道系疾患 / Small FOV / 画像診断
Research Abstract

まず、同意のもとボランティア数名にて、MR endoscopyを施行した。MR endoscopyを飲みこむことそれ自体の行為は、咽頭反射の強い一名を除いて、特に問題無く行われた。また、得られた画像は従来のMRIの画像と同程度あるいはそれ以上の画質であった。
上記の結果を踏まえて、実際に臨床応用可能であると判断し、同意の元患者数名においてもMR endoscopyを施行した。患者の内訳は、食道および胃における腫瘍性疾患8名、膵胆道系疾患(腫瘍およびその他病変)7名であった。この全ての患者において、従来の(通常の)撮像方法でもMRIを撮像した。また患者によっては通常の消化管内視鏡や経食道的超音波内視鏡も施行した。
これらによって得られた画像に関して、現在のところ統計的処理が終了しておらず、その内容に関して確たる断定が今だ不可能である。しかし、MR endoscopyで得られた画像に関する全体としての印象は、従来のMRIによる通常の撮像法で得られたものより、より詳細な情報が得られた症例があった。また、通常の消化管内視鏡や経食道的超音波内視鏡にさらに付加する情報が得られた。具体的には消化器/消化管疾患においてはその進達度や他臓器への浸潤、周囲のリンパ節等について、従来の検査法(CT、内視鏡等)に付加する情報が従来のMRI以上であったと判断できた。
MR endoscopyがどの疾患において、どの程度の有用性があるかは、次年度の結果及び統計的処理の終了を待たねばならないが、少なくとも臨床上有用であった症例が存在していたことは確実である。

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Published: 2002-04-03   Modified: 2016-04-21  

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