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2000 Fiscal Year Annual Research Report

肝疾患におけるビタミンD代謝の酵素化学的研究

Research Project

Project/Area Number 12770687
Research Institution宮崎医科大学

Principal Investigator

江藤 忠明  宮崎医科大学, 医学部, 助手 (30322316)

KeywordsビタミンD / 水酸化酵素 / ミトコンドリア / アドレノドキシン / NADPH-アドレノドキシン還元酵素 / Hepatic Osreodystrophy
Research Abstract

ミトコンドリアのvitamin D_325-水酸化酵素の測定を行った。血漿中のビタミンD代謝産物は,Shimizuらの方法を用いて内部標準を加えて血漿から抽出を行い,HPLC-UVで25-hydroxyvitamin D_3を測定する系については既に確立した。より微量の血漿中のビタミンD代謝産物を蛍光標識により測定する系は未だ成功していない。これまでの実験ではコントロール群に比して酵素活性および血清中25-OH-D_3に著明な変化を認めないが,長期間のtime courseや肝障害の程度を更に検討してその変化を調べる必要があると思われる。
24-水酸化酵素の測定系は既に確立し,基質特異性に関する研究に応用し雑誌に発表した(雑誌論文業績1参照)。肝臓ミトコンドリアにおいてビタミンDの25-水酸化を触媒する酵素は,コレステロールの27-水酸化を行う酵素(CYP27A1)と同一であり,肝臓のみならず種々の細胞内のコレステロールを排泄する経路として重要な役割を担っていると推測されている。このことから,コレステロールの代謝系との兼ね合いから,コレステロールから胆汁酸への中間代謝産物を基質とするより感度の高い測定法を確立を同時に目指して実験を進めている。
アドレノドキシンを用いてマウスを免役し,モノクローナル抗体の作成を試みているが,目的の抗体を産生するハイブリドーマを得られていない(抗血清を用いたWestern blot解析では,分子量14,000のバンドを得られている)。場合によっては,チトクロームc還元酵素活性を用いた別の定量系を確立しなければならないかもしれない。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] Taniguchi T,Eto TA, et al.: "Newly established assay method for 25-hydroxyvitamin D_3 24-hydroxylase revealed much lower K_m for 25-hydroxyvitamin D_3 than for 1α,25-dihydroxyvitamin D_3"J Bone Miner Res. 16・1. 57-62 (2001)

URL: 

Published: 2002-04-03   Modified: 2016-04-21  

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