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2001 Fiscal Year Annual Research Report

サイトケラチンによるヒト尿路移行上皮癌の診断および微小転移検出法に関する研究

Research Project

Project/Area Number 12770888
Research InstitutionKansai Medical University

Principal Investigator

土井 浩  関西医科大学, 医学部, 助手 (60227692)

Keywordsサイトケラチン / 尿路上皮癌 / 微小転移 / 予後因子 / RT-PCR
Research Abstract

昨年度より症例数を追加して再検討した。対象は1998年4月から2001年10月までに当科で診断された膀胱癌29例,腎盂癌13例,尿管癌7例の49例で,年齢は46〜86歳(中央値70歳)である.病理組織は移行上皮癌41例,移行上皮癌+扁平上皮癌3例,移行上皮癌+腺癌2例,移行上皮癌+扁平上皮癌+腺癌2例,不明1例であった.抹消血7mlからRT-PCRを施行し,血中にサイトケラチン(CK)19および20の産生細胞の存在を検出した.
原発巣の病理組織においてGrade 1:5例,Grade2:38例,Grade3:10例のうち,CK19陽性がそれぞれ1例,15例,5例,CK20陽性が2例,22例,7例,pT1:2例,pT2:11例,pT3:9例,pT4:4例のうち,CK19陽性が2例,3例,3例,3例に対し,CK20陽性が2例,6例,6例,4例であった.pN-:31例,pN+:12例中CK19陽性が12例,6例に対し,CK20陽性が17例,10例であった(P=.05).採血時リンパ節転移を有していた13例中CK19陽性が4例,CK20陽性が10例で,遠隔転移を有していた3例中CK19陽性が2例,CK20陽性が3例であった.再発した16例中CK19陽性が6例,CK20陽性が15例,癌死あるいは転移巣を有して生存している15例中CK19陽性が5例,CK20陽性が12例であった.以上より,サイトケラチン20が尿路上皮癌の予後因子になりうることが示唆された.

URL: 

Published: 2003-04-03   Modified: 2016-04-21  

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