2001 Fiscal Year Annual Research Report
肝細胞増殖因子(HGF)の網膜虚血-再灌流障害における発現と神経防御作用
Project/Area Number |
12771019
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Research Institution | Shinshu University |
Principal Investigator |
渋木 宏人 信州大学, 医学部, 助手 (70313864)
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Keywords | 網膜 / 虚血-再灌流障害 / HGF / c-Met / 神経防御 |
Research Abstract |
1)HGFとHGFレセプターであるc-Metの虚血-再灌流障害網膜での発現についてと、HGFの網膜神経保護作用の前年度に得られたデーターをもとに、更に実験を重ねて論文として発表した。 2)作製した虚血-再灌流障害網膜パラフィン切片において抗c-Jun抗体,抗cyclin D1抗体などを用いて免疫組織化学染色を行い,HGF投与ラットとコントロールラットにおいて細胞周期関連遺伝子の発現がどのように変化しているか比較検討した。虚血-再灌流障害網膜においてアポトーシスに陥っている細胞にはc-Jun、cyclin D1が発現すると考えられているが、そのc-Jun、cyclin D1陽性細胞数はHGF投与によって有意に抑制された。 3)網膜神経防御効果を持つフリーラジカルスカベンジャーであるADF(H.Shibuki et al. Protective Effect of Adult T-Cell Leukemia-Derived Factor on Retinal Ischemia-Reperfusion Injury in the Rat. IOVS.1998.39.8.)と防御効果を比較したところ,HGFの神経保護効果は組織学的にはADFと同等であったが、電気生理学的に網膜反応が回復するまでの期間はADFに比べHGFで短かった。
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Research Products
(1 results)