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2001 Fiscal Year Annual Research Report

ミダゾラム・プロポフォール併用静脈内鎮静法の血管痛に対する基礎的及び臨床的研究

Research Project

Project/Area Number 12771243
Research InstitutionNihon University

Principal Investigator

村田 晃一  日本大学, 松戸歯学部, 助手 (80312049)

Keywordsプロポフォール / ミダゾラム / 静脈内鎮静法
Research Abstract

本学付属歯科病院において静脈内鎮静法施行患者8名(ASA分類1〜2度で、十分実験の主旨を説明し賛同の得られた患者)を対象とし、プロポフォール投与時の、ミダゾラム前投薬の効果について検討した。
(方法)
静脈路確保後、手術室入室15分前に前投薬としてミダゾラム3mgを筋肉内投与した群(M群)4名、前投薬を投与しなかった群(N群)4名とに分類した。それぞれの患者には、連続指血圧測定装置PORTAPRES MODEL-2^【○!R】(以下PORTAPRES)を装着した。水平位にて安静後、呼名反応とベリルの徴候を指標として、至適鎮静状態が得られるまでプロポフォールの投与を行った。投与開始から投与終了時までの収縮期血圧(SYS)、拡張期血圧(DIA)、心拍数(HR)、一回拍出量(SV)、心拍出量(CO)、末梢血管抵抗(TPR)について測定を行った。
(結果)
両群間の患者年齢、身長、体重において差は認められなかった。
M群のプロポフォールボーラス投与量は、51.6±2.3mg(Mean±S.D)、N群の投与量は、56.6±8.4mgであり、両群に差は認められなかった。
SYSはM群およびN群において107.3±13.5mmHgおよび147.9±22.3mmHg、TPRは、M群およびN群において0.98±0.46MUおよび1.53±0.60MUで、それぞれ有意な差を認めた。DIAは、M群およびN群において58.2±8.2mmHg、および93.1±19.2mmHgであった。HRは、M群およびN群において71.1±7.6bpmおよび72.9±6.4bpmであった。SVは、M群およびN群において73.7±22.7mlおよび70.8±20.9mlであった。COは、M群およびN群において5.03±1.18l/minおよび5.11±1.44l/minであり、それぞれ有意な差は認めなかった。
(考察)
ミダゾラム前投薬により有意にSYSおよびTPRの減少を認めた。ミダゾラムの投与において末梢血管の拡張に基づくTPRの減少が生じた結果収縮期血圧を下降させたことが一因と考えられる。

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Published: 2003-04-03   Modified: 2016-04-21  

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