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2000 Fiscal Year Annual Research Report

ゲノム解析による1児のみに口蓋裂の発現した10組の双生児に対する分子遺伝学的検討

Research Project

Project/Area Number 12771269
Research InstitutionTohoku University

Principal Investigator

金高 弘恭  東北大学, 大学院・歯学研究科, 助手 (50292222)

Keywords歯科学 / 歯科矯正学 / 先天奇形 / ヒトゲノム / 口唇口蓋裂 / 双生児 / 分子遺伝学
Research Abstract

A.末梢血を用いたDD法による分子遺伝学的解析
本学歯学部附属病院顎口腔機能治療部に通院している双生児に対し,口蓋裂を有するもの(口蓋裂群)と有さないもの(非口蓋裂群)それぞれから,患者本人および保護者に対し本研究の趣旨を理解して頂き,同意を得た上で末梢血の採取を行った.
採取した末梢血に対し,下記の要領でDD法による分子遺伝学的解析を行った.
I.DD法による口蓋裂群特異的遺伝子断片の単離および染色体局在の決定
(1)DD法による口蓋裂群特異的遺伝子断片の単離
10組の双生児の末梢血から抽出したmRNAからcDNAを合成した後,PCR反応を行った.その後,PCR産物を電気泳動し,オートラジオグラフィを行い,口蓋裂群特異的バンドをゲルから切り出し,2回目のPCRを最初のPCRと同じ条件で行い,電気泳動後,最初のDDと同じ位置のバンドを切り出した.このPCR産物をpUC系のベクターにサブクローニングし,シークエンサーにより塩基配列を決定した.
(2)染色体局在の決定
DD法で得られた口蓋裂群特異的遺伝子断片を順次ラジエーションハイブリッドパネルをテンプレートとしてPCR反応を行い,コンピュータ上で既知の情報と照らし合わせることにより,染色体局在を知ることができる.
II.口蓋裂群特異的cDNAの全長単離
DD法で得られた遺伝子断片をプローブとしてcDNAライブラリースクリーニング法,あるいは遺伝子断片の塩基配列をもとにプライマーを設計し,5'-RACE法によりcDNAの全長の単離を行った.
* なお本研究においては,患者本人および保護者に本研究の趣旨を理解して頂き同意を得た上で,末梢血の採取を行い,関係者の人権および利益の保護には十分配慮することとする.

URL: 

Published: 2002-04-03   Modified: 2016-04-21  

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