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2000 Fiscal Year Annual Research Report

保健婦(士)のケース管理に関わる判断の構造化に関する研究

Research Project

Project/Area Number 12771483
Research InstitutionGunma University

Principal Investigator

佐藤 由美  群馬大学, 医学部, 講師 (80235415)

Keywordsケース管理 / 保健婦(士) / 判断
Research Abstract

I研究目的:保健婦(士)が個々の要援助者に対して行うケース管理に関わる判断の構造を明らかにする。
II研究方法:市町村及び保健所の熟練保健婦(士)が経験的に獲得し用いているケース管理に関わる判断の内容を記述分析し、その構造を明らかにする。とりわけ、ケース管理の対象選定に関わる判断、援助手段・援助方法決定に関わる判断等について検討する。
III結果(研究によって得られた成果):本年度の目標は、分析の仮枠組みとなる判断の要素項目の作成であった。文献検討及び専門家の助言を得て、予備調査票を作成し、熟練保健婦3名への面接調査を実施した。その結果、「対象者の選定の判断」、及び、「ケース管理の終結・継続の判断」に、地域を基盤にした保健婦(士)が行うケース管理の特質が現れていることが明らかになり、今後は、この2側面の判断に焦点を絞って研究に取り組む必要性を確認した。予備調査から、「対象者の選定の判断」では、対象者・家族のサービス利用に関わる能力、地域資源の量・質が、「ケース管理終結・継続の判断」では、対象者・家族の状況変化と行動の予測、地域資源の支援の予測、状況発生時の情報把握ルートの予測が、判断の要素項目として見出され、これらを分析の仮枠組みとして用いる。
IV次年度の計画:今年度の成果を基に、群馬県内の複数の地域の熟練保健婦への面接により、母子・老人・精神等多様な要援助群への援助実績を調べ、判断内容を抽出・整理する。その累積により、仮枠組みの判断要素項目の追加と統合、及び要素間の関連を検討する。

URL: 

Published: 2002-04-03   Modified: 2016-04-21  

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