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2000 Fiscal Year Annual Research Report

看護婦における医療事故の発生状況とそのメンタルヘルス及び疲労度との関連

Research Project

Project/Area Number 12771504
Research InstitutionKobe City College of Nursing

Principal Investigator

川口 貞親  神戸市看護大学, 看護学部, 助手 (00295776)

Keywords看護婦 / 医療事故 / メンタルヘルス / 疲労度 / NIOSH職業性ストレス調査票
Research Abstract

本研究の目的は,医療事故を経験する看護婦のメンタルヘルスや疲労度はどのような状況にあるのか,さらに医療事故の具体的内容を種類,形態,発生時間などに細かく分類し,看護婦のメンタルヘルスおよび疲労度との関連を探り,その関連性を明らかにすることである.
初年度である今年度は,看護婦のストレス研究に関して多くの業績を有する久留米大学健康・スポーツ科学センターの豊増功次教授,吉田典子助教授の指導,助言を受けながら,具体的な調査に向けての準備および本調査に向けての予備調査を実施した.
まず本調査に使用するメンタルヘルスの質問紙としては,NIOSH職業性ストレス調査票(日本語版),三木らの看護婦ストレッサー尺度,精神健康調査票GHQを,疲労度の指標としては日本産業衛生協会産業疲労研究会が提案している「自覚症状しらべ」を用いることとした.
本研究では各病院内の重要書類である医療事故報告書を取り扱うため,協力してもらえる施設の確保が難航している.病院単位での交渉が難しいことから,病棟単位で交渉を行っている.いくつかの病院の病棟ではすでに本調査実施の承諾が得られているものの,対象者の数が少なくなるため,現在新たにいくつかの病院に調査協力を要請している段階である.協力施設が確保され次第,平成13年4〜5月には第1回目の本調査を実施する予定である.
また,予備調査として「医療従事者に対する針刺し事故の実態調査」を行った.対象は九州の某大学病院に勤務する看護婦,医師を主とする医療従事者であった.主な結果として,針刺し経験のある者が全体の約4割で,勤務年数が短いほど針刺し事故を経験していること,事故の背景となる因子として「忙しかった」「うっかりしていた」と回答した者の割合が多かった.

URL: 

Published: 2002-04-03   Modified: 2016-04-21  

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