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2000 Fiscal Year Annual Research Report

超音波可視画像による園児、児童の手及び足の内部形態と運動能力に関する研究

Research Project

Project/Area Number 12780038
Research InstitutionKokushikan University

Principal Investigator

竹市 勝  国士舘大学, 政経学部二部, 講師 (30265962)

Keywords超音波可視画像 / 骨化 / 手根骨 / 軟骨
Research Abstract

本年度の第1の目的は、超音波可視画像とX線写真との比較により超音波可視画像による骨の評価をすることであった。まず超音波可視画像をより鮮明に描出する撮影条件の設定について検討した。
1)撮影環境設定の検討
前腕専用の撮影用水槽を作成した。水槽内面には、綿状のナイロン製繊維を張り生体(手首部)以外の画像が写らないようにすることが可能である。また、撮影時は手背部が水平になるようにセットして撮影することでよりよい画像を得ることができた。
2)プローブ移動速度の検討
超音波可視画像を描出するためには、一定スピードでプローブを移動させなければならないので、被検物が装置の画面(モニター)上のスケールと同じサイズになるように、移動スピードを検討したところ速度は10cm/8secに設定するのが適当であるとの結果を得た。
3)プローブ周波数の検討
一般成人対象に撮影実験と幼児対象に撮影実験を行い、各周波数により得られた画像の比較によって、周波数10MHzの画像が本研究では最も適しているとの結論を得た。周波数を5、75、10MHzと高くしていく、すなわち波長を短くすることにより脂肪や筋などの軟部組織からの反射波が減り、軟骨や骨などの硬い組織の反射が多くなる。特に手相骨で骨化が完成されていないもの(中心部のみ骨化して、周辺部はまだ軟骨の状態)では、骨化の程度により骨と同様な画像が映る部分と映らない部分とがある。これまでに得られたX線写真と超音波可視画像の比較では軟骨も骨化点が大きいものほど骨と同様な画像が得られ、骨化点が小さい、または骨化点がないものでは、反射波による画像が得られないという結果であった。従って、骨と軟骨では超音波可視画像において違いが出てくると考えられる。しかし、現段階では骨化の程度と画像の関係について言及するまでには至っていない。引き続き来年度にわたって検討を継続していく予定である。

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Published: 2002-04-03   Modified: 2016-04-21  

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