2001 Fiscal Year Annual Research Report
問題解決オントロジーに基づくモデリング支援システムの開発
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12780280
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Research Institution | Osaka Prefecture University |
Principal Investigator |
瀬田 和久 大阪府立大学, 総合科学部, 助手 (50304051)
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Keywords | 問題解決オントロジー / モデリング / ビューポイント |
Research Abstract |
ソフトウェアの共有性と再利用性を高めるために,OMT, UML, STEPに代表されるモデリングのための言語や方法論の整備が進められている。ビジネス領域においても,SAP社のR/3やIDS社のARISなどの商用ツールの上で巨大なビジネスモデルリポジトリの構築が進められている。しかし,このような方法論の多くは優れたモデルを表現するための土台になってはいるが,優れたモデルを作るための土台になりきれていないのが実状であった。リポジトリを覗いてみると,モデル作成者の意図・目的などのモデリングコンテクストの影響がモデルの揺れとして暗黙に残っておりモデルの共有・再利用性が必ずしも高くはない。この原因の大部分はモデリングの観点の扱いが十分でないことにあった。 本研究では、共有・再利用性の高いモデルの構築を支援する知的ツールを開発することを目的として,特に「観点の違い明確にする」ことを支援するための原理的知識(オントロジー)とそれに基づいた諸機能の実現を主眼として研究を行った。具体的には,1.実存するリポジトリーを調査し,モデリングの揺れを招く観点の違いを分析した。そして、その結果をオントロジー基礎論として明確にすると共にモデリング方法論を洗練した。 2.1で得られた成果に基づいて観点切り替えの知的機能をモデリングツールに実装した。 3.モデリングに関する標準化の実勢に沿うようにUML, XMLとの互換機能を実現した。 モデリングの具体的対象としては,実問題に対する有用性を検証する目的で企業のビジネス活動モデルを取り上げた。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] 松村憲和, 瀬田和久, 平山孝明, 角所収, 馬野元秀: "問題解決プラン共有支援環境へ向けての基礎的検討"電子情報通信学会総合大会論文集. (発表予定). (2001)
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[Publications] Yusuke Hayashi, Mitsuru Ikeda, Kazuhisa Seta, et al.: "Is What You Write What You Get ? : An Operational Model of Training Scenart D"Proc. of INt'l Conference on Intelligent Tutoring System. 192-201 (2000)
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[Publications] 林雄介, 山崎龍太郎, 瀬田和久, 池田満, 角所収, 溝口理一郎: "オーサリング支援環境におけるオントロジーの効用-設計意図に基づく教材検証支援-"人工知能学会知的教育システム研究会報告. 71-78 (2000)
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[Publications] 瀬田和久, 池田満, 林雄介, 角所収, 溝口理一郎: "オントロジーに基づくモデリングにおけるビューポイント管理について"人工知能学会全国大会論文集. 13. 528-531 (2000)
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[Publications] 山崎龍太郎, 林雄介, 瀬田和久, 池田満, 角所収, 溝口理一郎: "オントロジーに基づく教材作成支援環境の設計"人工知能学会全国大会論文集. 13. 240-243 (2000)
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[Publications] 林雄介, 山崎龍太郎, 瀬田和久, 池田満, 角所収, 溝口理一郎: "学習コンテンツの設計パターンの検討"教育工学関連学協会連合大会論文集. 6. 681-682 (2000)