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2000 Fiscal Year Annual Research Report

シャペロニンGroE存在下でのフォールディング反応条件を規定する分子機構の解明

Research Project

Project/Area Number 12780497
Research InstitutionTottori University

Principal Investigator

溝端 知宏  鳥取大学, 工学部, 助手 (50263489)

Keywordsフォールディング / GroEL / 分子シャペロン / シャペロニン / ストップトフロー / 部位特異的変異導入 / 蛍光
Research Abstract

本年度においてまずシャペロニンGroELの中間ドメインにトリプトファン残基を導入したGroELT89W変異体を用い,GroELがLDHなどのNon-Stringent蛋白質を助ける際とロダニーズのようなStringent蛋白質を補助する際とでは利用する分子機構が異なっており,特にNon-stringent蛋白質のフォールディング反応においては作用機構のごく一部のみを用いて効果を発現することが可能であることを解明した。一方で,GroELの分子レベルでの作用メカニズムを更に詳細に解明するために,GroELのアピカルドメインにトリプトファン残基を導入したGroELR231W変異体を利用した蛍光ストップトフロー解析を現在行っている。
GroELR231W変異体は,溶液中のATPやADPの有無,及び補助蛋白質のGroES蛋白質の有無に応じ導入されたトリプトファン残基由来の蛍光が極めて敏感に変化する変異体であり,現在までに蛍光ストップトフロー解析により合計5種類の異なる構造変化を検出することに成功している。これらの構造変化はいずれもGroELがATPを加水分解する速度(約0.12s^<-1>)よりも速い速度の反応であったため,GroELにATPまたはADPが結合した後に示す一連の分子構造変化を反映していると考えている。そこで,このアピカルドメインに導入した蛍光プローブを用いて,GroELT89Wの機能的性質をより詳細に解析するためにGroELT89WR231Wの二重変異体の作成並びに性格付けを行っている最中である。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] Mizobata,T. et al.: "Refolding of Target Proteins from a "Rigid" Mutant Chaperonin Demonstrates a Minimal Mechanism of Chaperonin Binding and Release"The Journal of Biological Chemistry. 275・33. 25600-25607 (2000)

URL: 

Published: 2002-04-03   Modified: 2016-04-21  

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