2000 Fiscal Year Annual Research Report
外断熱によるRC造集合住宅リニューアルに関する実験的研究
Project/Area Number |
12792012
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
繪内 正道 北海道大学, 大学院・工学研究科, 教授 (00001991)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鈴木 憲三 北海道工業大学, 建築工学科, 教授 (70002235)
森 太郎 北海道大学, 大学院・工学研究科, 助手 (70312387)
羽山 広文 北海道大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (80301935)
佐々木 隆 岩手県立大学, 盛岡短期大学部, 教授 (30301849)
石田 秀樹 北海道東海大学, 芸術工学部, 教授 (80168228)
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Keywords | 外断熱 / 内断熱 / 空気層 / 内部結露 / 熱損失 / 熱橋 |
Research Abstract |
1.外断熱パネル塔屋の建設と外断熱工事のday-men 塔屋の本体工事は9月に始まり、本格的な降雪を迎える前に4種の外断熱仕様で外装を仕上げた。その内訳は、繊維系断熱材モルタル外塗り構法、複合材乾式(密着+通気層)構法、繊維系断熱材鋼板外皮構法、繊維系断熱材乾式通気層構法となっている。現在、各構法毎に、コンクリートと断熱材の間に熱流板、温湿度センサー1点、熱電対(上中下3点)を2方位計6点、各通気層に圧力1点、結露センサー2点を取り付けて測定中である。この測定結果は翌春毎に学会等に発表の予定である。 4種の外断熱仕様毎に仕上げに要する時間と人数をデジタルビデオカメラ(コマ落とし)で撮影記録したが、現在はその記録を分析中である。人件費と工費に関わる分析結果はまとまり次第学会等に発表の予定である。 2.内断熱集合住宅と外断熱集合住宅の外表面温度の比較 札幌市琴似の集合住宅(公務員宿舎)を対象に、最寒期の外壁温度分布を放射カメラで撮影した。内断熱と外断熱の外表面温度を比較すると、内断熱の集合住宅の場合、外表面温度はT型接合部に沿って高いことが明らかとなった。この外表面温度の面積積分値が住棟の熱損失量を決定するので、今後は札幌以外の集合住宅住棟の温度分布調査をする予定である。
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Research Products
(2 results)