2001 Fiscal Year Annual Research Report
地震・火山噴火予知研究成果の防災対策への活用方策に関する調査研究
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12800007
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Research Institution | THE UNIVERSITY OF TOKYO |
Principal Investigator |
平田 直 東京大学, 地震研究所, 教授 (90156670)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
廣井 脩 東京大学, 社会情報研究所, 教授 (80092310)
飯尾 能久 東京大学, 地震研究所, 助教授 (50159547)
佐々 恭二 京都大学, 防災研究所, 教授 (30086061)
鷹野 澄 東京大学, 地震研究所, 教授 (80134659)
中田 節也 東京大学, 地震研究所, 教授 (60128056)
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Keywords | 地震予知研究 / 火山噴火予知 / 予知情報の伝達 / 防災 |
Research Abstract |
(1)大学等の関係研究者に対するアンケート調査、電子メールやホームページによる意見聴取を実施して、地震・火山噴火予知計画の平成12年度の研究成果をまとめ、それらの成果の社会と行政への還元の方策について問題点を探った。その成果は、「地震予知のための新たな観測研究計画」平成12年度年次報告(大学別)、同(項目別)として出版した。出版物の内容は、ホームページでも公開した(URL : http : //www.eri.u-tokyo.ac.jp/YOTIKYO/index.htm)。 (2)平成13年度の「地震予知のための新たな観測研究計画」の成果についてのアンケ-トを実施し、結果をホームページ上に整理した。これに基づき平成14年3月6日、8日に、「地震予知のための新たな観測研究計画」平成13年度成果報告シンポジウムを東京大学地震研究所で実施し、研究の成果およびその公表のあり方について討議した。本シンポジウムには、100名を超える全国の地震予知研究者と一般市民が参加して、研究の成果と今後の展望、情報の伝達のあり方について議論が行われた。 (3)2000年6月から始まった三宅島火山噴火の観測研究を継続するとともに,富士山の噴火履歴解読の調査研究を行い,火山防災上での科学的基礎資料とした. (4)防災科研、気象庁、大学等で観測されている高感度地震波形データの全国リアルタイム流通システムの開発を行った。 (5)火山情報のあり方に関する調査研究。2000年有珠山噴火および三宅島噴火に関して発表された緊急火山情報および臨時火山情報の妥当性や問題点について、火山学者等に対してインターネット上でアンケート調査を実施した。
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Research Products
(8 results)
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[Publications] 平田直: "内陸地震予知戦略"自然災害科学. 19・4. 409-412 (2001)
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[Publications] 松沢暢: "地震予知の戦略と展望"地学雑誌. 110・6. 771-783 (2001)
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[Publications] 安田 敦, 中田節也, 藤井敏嗣: "2000年三宅島噴火のmelt inclusionに記録されたS濃度とfO2環境"火山. 46. 165-173 (2001)
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[Publications] 廣井脩: "東海地震関連情報と防災対応"月刊地球 号外. No.33. 217-225 (2001)
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[Publications] 廣井 脩: "地震情報をどう生かすか"地学雑誌. 110・6. 950-962 (2001)
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[Publications] 地震予知研究協議会: "「地震予知のための新たな観測研究計画」平成12年度年次報告(大学別)"東京大学地震研究所. (2001)
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[Publications] 地震予知研究協議会: "「地震予知のための新たな観測研究計画」平成12度年次報告(項目別)"東京大学地震研究所. (2001)
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[Publications] 地震予知研究協議会: "地震予知研究の現状と展望"東京大学地震研究所. (2001)