2001 Fiscal Year Annual Research Report
軟部組織損傷及び癌治療における超音波照射量決定因子に関する研究
Project/Area Number |
12832020
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Research Institution | Shinshu University |
Principal Investigator |
GOH Ah・Cheng 信州大学, 医療技術短期大学部, 助手 (00283276)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
三好 圭 信州大学, 医療技術短期大学部, 助手 (30293509)
藤原 孝之 信州大学, 医療技術短期大学部, 教授 (40181416)
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Keywords | Ultrasound / Thermotherapy / Cancer / 超音波 / 温熱療法 / 癌 |
Research Abstract |
更にこの研究は、治療領域域のサイズが温熱の深さに影響があるものか見極める3番目の実験に移りました。実験では、1MHzの周波数用に15の豚の組織サンプルが使用されました。トランスデューサーの動く速度は、2Hzで、治療領域は2XERA,2XERA,4XERAに設定しました。結果は、治療領域のサイズは温熱の深さに影響するということを示しています。最も小さいサイズ(2EXRA)が最も深い温熱効果を示しました。この研究結果は、2003年6月のバルセロナのWCPT学会にて、報告されます。又、国際ジャーナルにも報告掲載されるものであります。この研究結果は、また日本(静岡)、オーストラリア(パース)、シンガポールにて、それぞれ2002年に発表いたしました。 この一連の研究実験は、今年継続し、温熱の深さに対する周波数、用量、照射時間の影響を調査します。実験では、死亡した豚の組織が使用されました。この研究のデータ収集はまだ進行中であり、あと1MHzの周波数用に5体、3MHzの周波数用に5体、必要であろうと予定しています。トランスデューサーの動くスピードは、2Hz、治療域は2EXERAに設定します。当初の結果では、周波数、用量、時間の全てがそれぞれ温熱の深さに影響することを示しています。この一連の研究の最終結果は、超音波による癌治療や理学療法での治療用量の選択モデルとして利用することができます。そしてこれが実験の最終部分になります。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] Goh AC, Chok B, Wong WP, Fujiwara T: "Therapeutic Ultrasound : Rate of Usage, Knowledge of Use, and Opinions on Dosimetry"Physiotherapy Singapore. 2・2. 69-83 (1999)
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[Publications] 楊箸隆哉, Goh Ah Cheng, 藤原孝之, 西村尚志, 木村貞治: "ウォーター・スティミュレーション・ベッド"理学療法. 15・9. 731-736 (1998)
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[Publications] Goh AC, Fujiwara T, Kimura T, Ohira M, Kamikojima M, Miyoshi K: "Detection of Biceps Brachii and Triceps Brachii Muscle Fatigue Using Tri-Axial Accelerometer and Integrated EMG"Proceedings of the 2^<nd> National Congress of the Singapore Physiotherapy Association, July 25-27. (1997)
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[Publications] 楊箸隆哉, 藤原孝之: "入浴が及ぼす生理・心理作用 I. 脳波の周波数解析"日本看護研究学会雑誌. 19・2. 43-50 (1996)
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[Publications] 楊箸隆哉, 藤原孝之, 井出久美子: "入浴が及ぼす生理・心理作用 II. 脳波α波のゆらぎ解析"日本看護研究学会雑誌. 19・3. 7-12 (1996)
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[Publications] Miyoshi K, Ohira M, Kimura T, Karasuno H, Tanabe M, Uchida T, Manzen K: "Difficulties in Care of Incontinence for the Bedridden Elderly-Main Factor of Care Burden in Changing the Diaper"Journal of Physical Therapy(Japan),. 14. 64-68 (1997)