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2001 Fiscal Year Annual Research Report

犬における同種凍結神経移植の有用性

Research Project

Project/Area Number 12833002
Research InstitutionIwate University

Principal Investigator

冨澤 伸行  岩手大学, 農学部, 助教授 (00217530)

Keywords同種冷凍神経移植 / 末梢神経 / シュワン細胞 / ラット
Research Abstract

1.Adult rat由来シュワン細胞の培養
凍結神経束に自家のシュワン細胞を植えることを予定しているため,adult rat由来のシュワン細胞の培養法の確立が必要である。これまでの実験からDMEM+10%FCSの培地を用いて培養し,シュワン細胞の増殖を選択的に促進するフォルスコリンを用いて増殖させる方法が容易であることが判明したが,問題として残っているのは線維芽細胞の混入であった。そこで,線維芽細胞を除去するために,線維芽細胞に対する抗体(抗Thy1.1抗体)を用いた除去法の確立を試みた。抗Thy1.1抗体で処理したシュワン細胞と未処理のシュウン細胞についてギムザ染色と抗S100b抗体(シュワン細胞),抗Vimentin抗体(線維芽細胞)を用いて免疫染色を実施した結果,ギムザ染色において未処理のものでは多数の線維芽細胞が認められたが,抗Thy1.1抗体で処理したものでは線維芽細胞はほとんど認められなかった。また,免疫染色においても同様の結果が得られたことから,線維芽細胞を除去するために抗体を用いる方法は非常に有用であることが明らかとなった。
2.凍結神経束とシュワン細胞の共培養
培養したシュワン細胞を凍結神経束内に植えることを目的として,一80℃で保存しておいた凍結神経束約1cmと培養したシュワン細胞とをDMEM+10%FCS培地内で6日間共培養した。培養後,神経束にHE染色を施し,組織学的検索を実施した結果,神経束内に培養シュワン細胞を確認することはできなかった。以上の結果より,単純な共培養ではシュワン細胞は凍結神経束内に移動しないことが判明した。

URL: 

Published: 2003-04-03   Modified: 2016-04-21  

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