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2000 Fiscal Year Annual Research Report

部分光学活性化合物のアキラルな場における光学活性濃縮効果

Research Project

Project/Area Number 12874073
Research InstitutionTohoku University

Principal Investigator

小杉 紘史  東北大学, 反応化学研究所, 助教授 (80006329)

Keywords光学活性濃縮効果 / 不斉プロトン化反応 / 光学活性スルホキシド / シリカゲルクロマトグラフィー / 光学活性スルホキシド / シクロヘキサン誘導体
Research Abstract

本研究では部分光学活性化合物のアキラルな場であるシリカゲルカラムクロマトグラフィーによる光学活性濃縮効果についての一般性について検討する。この光学活性濃縮現象は現在の所、特殊な事例しか報告されていないが、溶液内でのかなり普遍的な現象であると考えられる。本研究課題年間にこの現象の一般性を明らかにし、どのような官能基が光学活性濃縮現象に必須であるかを明らかにすることを目的として本年度はシクロヘキサン誘導体における光学活性濃縮現象の一般性の検討を行った。
試みたシクロヘキサン誘導体に関してはプロキラルなLiエノラートへの不斉プロトン化によって容易に得た。この反応に及ぼすシクロヘキサン環上の置換基効果については同様に不斉プロトン化により任意の置換基を有する化合物を調製した。このようにして調製した化合物を用いてアルコール誘導体へと還元した後、光学活性濃縮現象を調べた。α-位の置換基については芳香環を有する場合に最も効率良く分離されるが、アルコールとα-置換基のシス、トランスの立体に関係なく分離され一般性がある。更に6員環上の他の位置の置換基には影響されず、また、置換基の種類にも影響されない、など重要な結果を得た。これらの結果をまとめて投稿準備中である。

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Published: 2002-04-03   Modified: 2016-04-21  

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