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2000 Fiscal Year Annual Research Report

最先端医療の医療技術評価

Research Project

Project/Area Number 12877064
Research InstitutionHokkaido University

Principal Investigator

藤田 博美  北海道大学, 大学院・医学研究科, 教授 (60142931)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 今井 博久  国際医療福祉大学, 医学福祉学部, 講師 (20316631)
藤堂 省  北海道大学, 大学院・医学研究科, 教授 (60136463)
櫻井 恒太郎  北海道大学, 大学院・医学研究科, 教授 (80127084)
Keywords医療技術評価 / 最先端医療 / 肝臓移植 / QOL / 医療費 / 費用効果分析 / 費用効用分析 / QALY
Research Abstract

平成12年度は、患者の「生活の質:Quality of Life;QOL」の測定に関する方法論の確立を目標とした。生体肝臓移植手術を受けた患者のQOLの測定用道具(健康効用指標HUI、生活の質指標五次元EuroQol5D、一般健康像SF-36)から成る測定票を作成し、測定の手順、インフォームド・コンセント方法、フォローアップのための連絡方法等を確立した。同時に治療に要した費用の同定を開始した。
平成11年8月より、パイロット・スタディを開始し、平成12年度末現在まで測定を実施した患者数は、北海道大学医学部附属病院で生体間肝移植を受けた患者13名および脳死肝移植を受けた患者1名である。移植手術実施前、実施後3ヵ月、6ヵ月、12ヵ月の各時点にQOLを測定してきている。測定回数は、現在まで19回である。患者状態が悪い場合は測定をしなかった。また、患者の同意が得られない場合も測定しなかった。
個別の要素の解析は、対象症例数が十分でないためにまだ実施していないが、術前後のQOLは何れの指標でも低い値であったこと、しかしながら、傾向として3ヵ月後から比較的高い水準に達していた。移植した肝臓の生着が成功した場合には、HUIとEuroQol5Dの効用値は、ほぼ1となっていた。一般健康像のSF-36も高い水準の値を示していた。また、測定道具により患者QOLの評価水準に差が生じ、一般にHUIが高くなる水準を示した。現在、対象は月当たり平均2から3名の患者となっているが、漸次増える予定である。次年度平成13年度では、引き続き新規の患者のQOL測定を実施し、フォローアップの患者に対してもQOLの変化を見るために測定して行く予定である。
平成12年6月の「北海道移植フォーーラム」(札幌)にて学会発表した。また、平成13年4月の「国際QOL学会環太平洋学会」(東京)にて学会発表予定であるが(抄録受理済み)、研究が進行中で雑誌等には投稿していない。

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Published: 2002-04-03   Modified: 2016-04-21  

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