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2000 Fiscal Year Annual Research Report

炎症性腸疾患の病因解明を目的とした、腸内細菌叢導入モデルによる免疫制御機構の解明

Research Project

Project/Area Number 12877186
Research InstitutionTohoku University

Principal Investigator

佐々木 巌  東北大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (60125557)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 舟山 裕士  東北大学, 医学部・付属病院, 講師 (50192315)
内藤 広郎  東北大学, 医学部・付属病院, 講師 (90180223)
福島 浩平  東北大学, 大学院・医学系研究科, 助手 (20271900)
Keywords炎症性腸疾患 / 腸内細菌 / T細胞
Research Abstract

本研究は無菌マウスに腸内細菌を強制定着(通常化)し、腸内細菌由来抗原に対する免疫応答と免疫学的寛容の樹立に至る経時的変化をT細胞を中心に解析するものである。
1、細胞分離技術の確立
マウスの腸間膜リンパ節、脾、粘膜固有層より単核球、さらにT細胞を分離することが本研究では必須である。通常のマウス腸間膜リンパ節と脾臓より単核球を分離することは容易である。問題は、粘膜固有層単核球とくに無菌マウスからいかに収量をあげるかである。通常化マウスあるいはコントロールとして用いるSpecific pathogen-free(SPF)マウスからは最低でも単核球として10^6個程度回収できたが、無菌マウスの場合10^4個以下であった。現実問題として、とくにT細胞分画のみでH^3-thymidineの取込みを見るとなると脾臓由来T細胞のみでの検討となる。
2、粘膜局所におけるサイトカイン発現の定量化
単核球の分離細胞数が十分であれば、通常ヒトで行っている単核球培養上清中の蛋白定量や、ノーザンブロットによるRNA発現の定量化が可能であるが、無菌マウスの場合を考慮すると粘膜全体よりRNAを抽出し、定量的RT-PCRあるいはRNAase protection assayにより検討せざるを得ない。本年度は、Taq Manプローブを用いた定量的RT-PCRの基礎的検討を行い、deleted in malignant brain tumor 1(DMBT1)の定量を行った。
3、通常化モデル(免疫)組織学的検討のための材料の採取と血清の採取
今後の検討に必須と考えられる血清および消化管組織を採取した。組織は、in situ hybridizationおよび免疫組織化学を念頭におき採取した。

URL: 

Published: 2002-04-03   Modified: 2016-04-21  

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