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2000 Fiscal Year Annual Research Report

腎癌発症におけるメチレーション異常の関与と背景因子の解明

Research Project

Project/Area Number 12877250
Research InstitutionAkita University

Principal Investigator

加藤 哲郎  秋田大学, 医学部, 教授 (40004642)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 柿沼 秀秋  秋田大学, 医学部, 助手 (70323144)
佐藤 滋  秋田大学, 医学部, 講師 (80187195)
羽渕 友則  秋田大学, 医学部, 助教授 (00293861)
Keywords腎細胞癌 / 膀胱癌 / メチル化 / CGアイランド
Research Abstract

近年DNAにメチル基を付加するメチル基転移酵素欠失マウスの解析から、メチル化異常がグノムの不安定性、遺伝病に関連した生殖細胞系列の点変異あるいは癌を引き起こす体細胞変異に関与していることが明らかにされた。いっぽうDNAのメチル化を制御する。新たな遺伝子がクローニングされ、メチル化、脱メチル化機構が解明されつつあり、メチル化制御機構の破綻によるメチル化の異常な蓄積が、細胞周期を調節する遺伝子群の発現異常をきたしている可能性が示唆されている。このような研究成果から腫瘍細胞でのメチル化のコントロールが腎細胞癌治療への糸口となることが期待される。
膀胱癌では9q32-33領域に膀胱癌の癌抑制遺伝子(TSG)が存在すると予測されている。
その候補としてDBCCR1がクローニングされており、我々はこの遺伝子のプロモーター領域に存在するCGアイランドのメチル化が遺伝子発現を制御していることを明らかにした。膀胱癌69サンプルと正常尿路上皮21サンプルを対象としてプロモーター領域のメチル化を検討した結果、正常尿路上皮でのメチル化はごく軽度であったのに対し、膀胱癌では36サンプル(52%)に異常メチル化を認めた。DBCCR1のプロモーター領域の高メチル化は膀胱癌発癌のメカニズムの一つであることを明らかにした。今後は腎癌でも検討を行う予定である。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] Tomonori Habuchi,Tetsuro Kato: "Hypermethy lation at 9q32-33 Tumor Suppressor Region is Age-Related in Normal Urothelium and Early and Frequent Alteration in Bladder Cancer"Cancer Res.. (in press).

URL: 

Published: 2002-04-03   Modified: 2016-04-21  

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