2001 Fiscal Year Annual Research Report
育児におけるマルトリートメントの予防と早期発見のためのスケール開発
Project/Area Number |
12877395
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Research Institution | 大分医科大学 |
Principal Investigator |
花田 裕子 大分医科大学, 医学部, 助教授 (80274744)
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Keywords | マルトリートメント / 尺度 / 看護 / 児童虐待 |
Research Abstract |
1.昨年に引き続き、児童虐待およびChild maltreatmentのリスク因子の分析を進め、日本の育児不安に関する文献を検討してChild maltreatmentリスク因子と検討した。 2.リスク因子を研究の概念枠組みに沿って4因子127項目の質問紙を作成した。 3.協力を得られた二県5幼稚園に通園している子どもの母親対象に質問紙調査を実施。410人の母親からの回答を得た。 現在、回収データを因子分析および共分散構造分析によって質問項目の構成概念妥当性を検討している。 4.保育所・幼稚園の教師の面接から得た、親の不適切な養育態度と子どもの状態のインタビューデータは、質問項目作成過程では、データからリスクを分類したが、構成概念妥当性を検討した後で作成する質問項目と比較検討を行うために、リスクの客観的データとして質的に分析中。 5.対象幼稚園Aにおいて、育児相談を4回実施して、母親の育児不安内容を具体的に調査している。これも、構成概念妥当性を検討した質問項目と客観的データとの比較検討データとする予定である。
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