2001 Fiscal Year Annual Research Report
直腸温の無侵襲・無拘束連続遠隔測定手法の開発と応用
Project/Area Number |
12878002
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
川初 清典 北海道大学, 体育指導センター, 助教授 (80026822)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
晴山 紫恵子 北海道浅井学園大学短期大学部, 教授 (30228671)
下岡 聡行 北海道大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (50196549)
清水 孝一 北海道大学, 大学院・工学研究科, 教授 (30125322)
増山 尚美 北海道浅井学園大学, 生涯学習システム学部, 助教授 (30326590)
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Keywords | 深部体温 / 直腸温 / 無拘束計測 / 無侵襲計測 / 遠隔計測 / 光伝送 / スポーツ計測応用 |
Research Abstract |
従来、健康運動の普及が重視され、長寿化・高齢化が進行し、健康運動の対象も高齢化した。適切な健康運動として重視されている水泳・水中運動は、体重相殺性の面から高齢者に更に適切な運動処方手法としての観点を科学的に確立し、寒冷・積雪期の歩くスキーの運動処方応用およびクロスカントリースキー競技力向上支援をも目指して標記開発を試みた。高齢者に適用するうえでは体内で金属製器機の植込み等も考慮して、本研究では光テレメトリの応用を考えた。本研究の主眼点は、直腸内留置可能なサイズの送信器でパルス変調・パルス発光した場合の伝送可能性の実験的検討となった。体温センサにサミスタ、発光素子にLEDを用い、送光器電源電圧を6Vとし変調方式はPPM/IMとした。受信側は、PINフォトダイオードで検出したパルスを増幅・整形後、PPM復調した。試料(イントラリピド+ICG水溶液)でシステムの基本性能を調べ、昇温-降温間でヒステリシスを殆ど見ない安定計測が可能な結果を得た。次に生体組織として牛肉赤身部で光伝送実験した。本計測システムでは生体組織厚4cmまで伝送可能な結果を得た。
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Research Products
(1 results)